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本内容は、「 [All About プロファイル] 」のQ&Aコーナーに私が回答した内容です。

Q:
現在新築検討中で、天井材にセルロースファイバー:160mmを充填するそうなのですが、2階にロフトを設けようと思っておりますので、勾配天井になると思いますが、勾配天井にセルロースファイバーを充填した場合、ずり落ちる等の不具合は発生しませんでしょうか。


まずは 建て主の要望をよく聞きます 。
その上で、敷地の調査を行い、建築基準法、予算などに照らし合わせ、用途や規模によっては専門技術者の協力を得て計画案を作成します。
建て主と何度も詳細に打ち合わせたあと、行政との交渉、工事業者の選定(基本は3社ほどの合い見積もり。特命の場合も)実施予算調整などを経て工事に入ります。
工事中は 設計監理 を行います。
要所で設計者検査を行い引き渡しを迎えます。
引き渡し後は、設計担当者として永く関わっていきます。


当事務所では、基本的に私が設計した建て主さまとは一生のお付き合いと考え引き渡し後も公私共々お付き合いを続けています。
私が考えたエアコンに頼らないで暮らす方法や生活していく上での相談事は末永く無料で相談に乗っていきます。
建て主の指定する施工業者を使って欲しいなどの特別な理由がない限り建築家は 合い見積もり をとることをお薦めします。
3社程度から見積もりをとり公平な立場で建て主にアドバイスします。
建築家の分析に基づき建て主が判断して施工業者を決めていきます。

建築家本来の姿は、建て主の要望を聞いた上で、デザイン的にも予算的にも依頼者の満足が得られるように建て主のために努力する ことです。
設計担当者である建築家と施工業者が分離することにより予算・品質・工程の管理体制が明確になり
結果としてより良いお金の使い方になります。
建て主も工事体制に第3者のプロの目(建築家)が入ることで無駄な予算の使い方がないかを監理できます。
結果として、自分にあった家を適正価格で得ることにつながります。


それはズバリ「建築家との相性」です。
建築家のつくる世界観や実際に会ってみて「肌が合いそうだ!」というのがポイントです。
家は簡単につくりかえるわけにはいきません。
長い間あるいは一生つきあっていくことになります。
あなたの家を一緒に創っていくパートナーである建築家との相性が一番大切なのです。
相性を見極めるには、この人には何でも打ち明けられそうだ
という感触があれば大丈夫です。


「設計」と「工事」が別れているところが大きく違います。
建築家は、「設計」と「設計監理」を建て主から請け負います。
建築工事は請け負いません。

建築家が設計する家は「あなたのための世界にひとつの家」です。
安全性、機能性、耐久性は大前提です。
それらをうたい文句にすることはしません。
建て主の求めている家の姿を基調にしながら、より優れているデザインやあるべき姿、将来を見越したデザインやあるべき姿、理想のデザインやあるべき姿を建て主と一緒に創りあげていきます。
建築家の世界観に共感したあなたはその建築家に依頼しましょう。
あなたのための世界にひとつしかない家を一緒にを創ることができます。


建築家は「設計」と「監理」を行います。
家を創る時は大きく「設計」と「工事」に分けることができます。
建築家は「設計」の時には建て主の求める機能と予算を把握しながら 具体的な家の姿 を創ります。
デザインはもちろん建築基準法との照合、予算調整など多岐にわたります。
工事に入りますと「設計監理」という重要な仕事を行います。
実行予算と工期をチェックしながら設計図通りにつくられているかどうか、手抜き工事が行われていないかを建て主に代わって プロの目で厳しく監視 します。


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