20130201_01.jpg

・2012年12月6日(木)
内部解体の相見積もり期限の日。4社に見積もり依頼したうち、きちんと見積もり提出がしてきたのは2社。1社は早々に社内研修のため見積もり辞退してきていた。残りのもう1社に見積もり提出の催促をすると「時間がないために見積もりできません」との返事。依頼した時点で断ってほしかった。結局、2社の価格競争。S社は100万を切り、C社は100万を大きく超えた。差は50万にもなった。また、C社はメール添付の見積もり書をエクセルのままで送ってきた。いくらでも改ざん可能。もう少し気配りがほしいと心でツィート。内部の解体だけではあるが、手壊し手運びなど悪条件が重なり、35坪ほどの建物の全解体と同じ費用がかかってしまう。クライアントに報告し、S社にて早々に内部解体を行うこととなった。

この時点では、構造躯体の全容が把握できず、内部の化粧されている部分を解体しないと実施設計が進められない状況だった。想定できる範囲で、基本設計を進めていたが、やはり限界があった。『壊してみなければわかりません』という曖昧なままで、設計内容および予算確定はできないのだ。


・2012年12月7日(金)
社員研修を理由に内部解体の見積もりを断ってきたP社から、設計資料を再度送付してほしいとメール。データ配信会社にあげてあった設計資料が期限切れでダウンロードできなかった模様。そのデータをダウンロードするページにはアクセスしていたようなので、注意深く確認すれば期限は理解できただろうにとまたまた心でツィート。見積もり期限は12/14なのに、大丈夫だろうかと思いつつ、再度設計資料をアップロードした。深夜、内容確認したところ今回は辞退させてもらいますとのメール。今さらながらどうしたのだろうかと思うが、リフォーム専門の施工者には荷が重い仕事だとは思う。地盤を改良して、建物を起こし、再度不等沈下しないように手を尽くしていく。P社から見積もりが一番安く出てきて、目測を誤り施工者に決まらなくて良かったとも。


・2012年12月14日(金)
見積もり提出日。4社中、1社が辞退したので、3社による相見積もり。ただ価格だけをもらうのではなく、その会社なりを判断させてもらうために、見積もりを説明してもらう機会を設けた。その仕事に対する熱意をクライアントに伝えるチャンスなのだ。1番目に予定していたC
社は時間が過ぎても打ち合わせ場所にやってこなかった。電話を入れると、昨夜見積もり書はメールで送っておきました。すっとんきょうなことを言ってきた。聞くと見積もり説明するように指示受けていたことを見落としていたらしい。メール添付されていた見積書もまたエクセルだった。2番手のN社は時間通りにやってきた。ところが、地盤改良、建物揚屋、耐震補強工事は時間が無くて見積もりしていません。見積もりするのであればもう少し時間をくださいと。最後はS社。見積もり説明を行い終了。全てを満足した回答を持ってきたのは、残念ながらS社のみとなった。通常ならば、ここから我々がクライアントの用心棒として、多角的に検討した結果○△□社が施工パートナーとしてベストと思われ...とアドバイスするところである。が。その手続きをするまでもなく、S社が価格的にも最安値で、あっさりと施工者が決まった。いよいよ、実施設計、工事へ向けての役者は出そろった。



▼ コメントする

▼ サイト内検索                複数キーワードは半角スペースを挿入