クマコラム
19990719
葉山の夜は怪しい。
久しぶりに遠く岡山からカミサンの友達が来た。
金曜日の遅い夕方、白ワインで風に吹かれた。
一本あけたところで赤に変えた。
遠くからレゲエが風に乗って聞こえてくる。
そろそろいこかと我が家の囲炉裏をあとにした。
歩いて、5〜6分。森戸海岸に出た
。砂浜の感触がやさしい。
もうライブが始まっているようだ。
「海の家・OASIS」は満員だ。
中にずいずいっとわけいって席を探す。
小さな木のテーブルが空いていた。
そばに丸椅子が重ねてあったのでいいかと聞く。OK!
やれやれと席を確保した。
私は飲み物をアサリにカウンターに、彼女らは腹ごしらえに怪しい定食を注文しに行く。
ラムトニックふたつとパイナップル・グアバ・ココナッツミルクを抱えて席につく。
夏なのに毛糸の帽子をかぶったヴォーカルが清四郎(忌野)みたいな声で歌っていた。
小さな海の家のステージの前で20人ぐらいが踊っていた。
タイ風プレートディナーとインドネシア風焼きそば。
ナンプラーと赤とおがらしがきいていてラムとよく合う。
ひとしきり浮き世を忘れてレゲエに身を任せた。
ふとまわりを見ると竹でつくられた海の家はやはりレゲエに馴染んでいた。
芸大卒で葉山住在の建築家がオーナーだ。
ふらりと歩いて気分転換。
葉山の夜は怪しい。
怪しい夜を楽しみたければクマがご案内します。いつでもどうぞ。
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