2000.01.23

どこから、軌道を修正していこうか・・・
少々、頭が重い。
二日酔いで重いのか、それとも・・・

予算があわないのは、いつものこと。
誤解のないように、言葉を選ばなければいけないが、最初の概算で予算通りにはまってしまうとお施主さんに対して失礼だと考えている。
工務店は嫌がるかもしれないが、敷地、予算、法規、望まれるすまい、ぎりぎりこれ以上の解は無いというところまで突き詰めていくのが、設計事務所の役割のひとつと考えている。

施工部門を抱えると、いかに工事がしやすく、予算に無理なく、利益もしっかりあげられて、となりやすい。
そして、結構重んじられているのが、工事後クレームが出ないこと。
当たり前ではあるが、安全側、安全側に考え方が流れていくのである。
もっとも、企業利益を追求するのが、本来の企業像ではある。
しかし、すまいづくりに参加する企業は、お施主さんの望むすまいとはなにかということを第一優先に考え、それに報いたときにしっかりとした利益が上がると考えたい。
言及すると、すべての企業活動もそうなのだが・・

今回の計画の中で予算を圧迫しているのが、地下室。
なんとか、地下室をやりくりして、予算を絞らなければならない。
絞るといっても、すまいに対する哲学と居住性はいじめたくない。
んんんんn・・・・・

この悩みが、設計者にとって、苦しくもあり、悩ましくもあり、楽しみでもあるのだ。
ジョギングを楽しむ人に、ランニングハイというのがあるらしい。
走る苦しさが、楽しさに変わって、最後は陶酔状態になるという。
それに近いのかもしれない。

久しぶりになんの打ち合わせもない日曜日、一日中、悶々としていた。

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