春呼は平成10年3月3日にとーちゃんにひきとられてきました。
なので、満7歳になりました。
とーちゃんはもうばばあだなあというけれど、まだまだかわいいさかりなのよ。
生まれたのはひきとられてくるまえの2月2日でした。
兄弟姉妹はわたしをふくめて全員で6匹でした。
でも私以外はみんなしんでしまったそうです。
だから春呼はひとりっ子なのです。
とーちゃんと出会うまで、春呼はかーちゃんのおっぱいを独り占めしてきました。
そんなときにとーちゃんがふらりと突然やってきてわたしを葉山につれていってしまいました。
するとそこのいえには、ひろしというとても猫らしくない大人びた猫とたけしというまだやんちゃな猫がいました。
だから私はねこの兄ちゃん達にそだてられたので、じぶんも猫だと思ってしまいました。
そのあと、ひろしにいちゃんはふらりと旅に出て、たけしにいちゃんは虹の橋を渡り、またひとりっこになってしまいました。
しばらくすると、トラ猫がやってきました。
春呼はますますじぶんが猫だと思いました。
だから、一生懸命トラ猫「寅路朗」のめんどうをみてあげました。
おしっこが出やすいようになめてあげたり、よわいふりしてあそんであげました。
そんなわけで、春呼はももの季節になるとうまれたころを思い出すのでした。
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