クマコラム
19990522

設計事務所活用法2。
本HPに「すまいづくりは自己実現だ」ということがかかれている。
そのためには、自分に忠実になり自分や家族に耳を傾けよう。とある。
そして、自己実現のためには、設計事務所がその代理人として任務をまっとうしましょうともある。

しかし、自己実現のためだけにあるのかというとそうでもない。
「すまいづくり」は、一般生活者にとってブラックボックスが多い。
建築条件付き売り地。「最近では、土地で儲けることができないので、建築も一緒に請け負わせていただいています。」と不動産やにはっきり言われたと聞いた。
それでは、建築請負でたっぷり儲けるのか。
また、四戸ほどの小分譲地で手前の二戸は済みで奥の一区画を強引に勧められた。
断ると後日、手前のひとつがキャンセルされましたと連絡。
何か釈然としない売り手側の論理で「すまいづくり」が進められているような感じがするとのこと。
いまや、すまいは買い換え前提の商品的不動産ではない。
一生住みこなす器として、納得づくで手に入れたいというかたが増えている。
ブラックボックスの中を先導する道先案内人としても設計事務所を活用できるのだ。

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