クマコラム
19990518

やりすぎたかなぁ。気づく。修正する。
登米町森林組合の「百年の森」のコンセプト。
長年、山の仕事をしてきて、そばを流れる沢筋が細くなってきたことに気づく。
このままでは山の将来はないと危機を感じた。
打つ手はないか考えた。

その結果、植林された杉を伐採した後に桂やケヤキの広葉樹を植えることを試みている。
今年組合には、3人の新入社員が入社。
3年ぶりの新人らしい。うち一人が女性。
山も杉ばかりの山ではバランスがとれない。針葉樹と広葉樹を混植することで山が生き活きとする。
山に携わる人も地域に住む人も老若男女バランスが悪いと異変が起こる。
百年の森構想を地道にはじめたお陰で、沢も太くなり、新人も現れ、町の古い木造建築も観光資源として生き返ってきたとのこと。
気づき、考え、実行する。「自然」は自然にそれを繰り返す。
人も自然に見習い行動を起こしたい。
来月から3カ月間、「生き活き素材フェア」をささやかに開催しバランスのとれたすまい方の模索展示会を行う。

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