クマコラム
19990506

電話線。ライフラインであることを実感した。
祭日の昨日、所用があって出勤した。
いつものようにメールを確認しようとするが、電話が話し中。
かろうじてFAXだけがつながる。
インターネットが使えない!大いにあわてた。

NTTに連絡して早速調べてもらう。
受話器の向こうで「やはりおかしいですね。昨日大雨でしたからねぇ。でもそちらの方は事故が少ないようなので午前中には伺えます!」
40分ほどでサービスマンが駆けつけた。
確認すると電話はつながる。「自己回復していますね。」
原因をいろいろ調べる。
ターミナルが雨で濡れてショートし、乾いてきたために自己回復することはあるという。
当事務所は山の中腹にある。
電話線は、地を這ったり、木に巻き付けてあったりしながらようやくたどり着いている。
「リスは多いですか?」
「狸やアライグマやらいろいろいます。」
「一番いたずらするのは、リスとカラスなんですよ。あっ!」とサービスマン。
事務所の中の壁に取り付けてあるコネクターが腐食していた。
よく見ると雨漏りの水みちができていた。
ここのところ電話が鳴っても途中で切れることがあった。
サービスマンはいやな顔ひとつ見せず「ありがとうございました。」と、次の現場に急いで向かっていった。
山の中で快適に仕事ができるのは、電話線とそれを維持しているサービスマンのお陰であることを思い知らされた。
ホッとした。合掌。

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