クマコラム
19990820

8/20 (金)8:25〜8:30、FM83.1MHz、レディオ湘南、「生き活き素材フェア」放送内容から。

「いままで、人に優しいとか、地域に優しいとか、地球に優しいとか、という視点で素材を紹介してきました。
でもこの素材って、結局、すまいをつくる手段であって目的ではないんです。
どんなに素晴らしい素材を使ってすまいを造ったからといって幸せな家庭生活が約束されるわけではありません。
シックハウス対策がしっかりできた箱に住んだからといって豊かな暮らしができるとは限らないんです。
あくまでも目的は、そこに住む家族にとって豊かな暮らしを支える第3の皮膚を造ることなんです。」
「萩原さんは、どんな暮らしが理想ですか?」
「え〜っと〜、地域の木をいっぱい使った家とか〜」
「随分感化されましたね」
「それとか、海の見える家とか、人のいっぱい集まる家とか、ですかね。」
「そうなんです。結局、すまいってそこに住む方の人柄やライフスタイルがしっかりとにじみ出るべきなんです。
 そうじゃないと住んでて、いごごちよくないだろうし、窮屈だと思います。」
「ほ〜」
「私個人の理想の暮らし方は、『大草原の小さな家』ですかねぇ。
 生きるってことに対して、家族全員で知恵と力を出し合って暮らしていく。
 家のどこかが壊れれば、おやじが少ない材料で直す。
 子供が病気なれば、全員で心配し、馬車でおやじが医者に連れていく。
 貧しくもシンプルな暮らし方がそこにあるんです。
 モノ的には豊かではないけれど、ココロ的にはとっても豊かな”生きる”暮らしがそこにあるような気がします。
 モノに溢れたいまの暮らしぶりは、本当に豊かな暮らしなのだろうかとテレビを見て、いつも考えさせられるんです。」

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