クマコラム
19990812

柿渋を少し飲んでみた。
口の中にタンニンが広がる。
京都の柿渋メーカーの社長から柿渋のいろいろを聞いた。
あまり大声でいうつもりはないが、その社長は、毎日コップ一杯の水に小さじ半分程度の柿渋をまぜて飲んでいるそうだ。
そのおかげで胃潰瘍が治ったという。
匂いが独特で臭いという人が多い。私は酒飲みでもあるので、どうしても製造過程を知ってしまうとワインの香りに感じてしまう。
ぷ〜んと香る独特の香り。
何回嗅いでも「肥え」の匂いではなく「ワイン」のそれである。
この柿渋、建材以外の分野でも古くから使われてきた。染め物、日本画、木工芸品。ありとあらゆるところで隠し味を発揮している
。最近では、天然系建材ということで再認識されてきた。
これもデータで実証されているわけではないので断言できないが、シックハウスにおいてホルムアルデヒドを放出している上から柿渋を塗るとそれを吸着してしまい空気中放散濃度が減るという。
データを整備して裏付けをとると社長は言っていた。
そんな魔法のような天然素材の柿渋。
8/15(日)京都から柿渋メーカー、トミヤマの社長が「生き活き素材フェア」にやってきて柿渋のいろいろを伝授してくれる。
いまからとても楽しみだ。

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