●1999.09.05

JR東海道線辻堂駅の前で待ち合わせをした。
待っている間、『どんなひとだったけ〜、う〜ん』と考え込んでいた。
しばらくして、私の車の後ろに1台のステーションワゴンが止まった。
『あっ、Hさんだ。』と思い出した。
見学会当日は、他の担当が説明したので名前だけでは思い出せなかったのだ。
たしか、土地を探しているらしく、『気に入った物件があったらいつでも声をかけてください。プロの目で客観的にアドバイスいたしますので。』と名刺だけを渡した人だった。
思い出した。

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挨拶を済ませるとさっそく土地を見に行った。
まだまだ、暑い盛りの午前中、不動産屋の営業マンがビーチパラソルの陰を追うようにして、丸椅子を動かしていた。

現地で不動産やさんからあれやこれや聞き、特別難点はなさそうだと判断し、現地をあとにた。
Hさんの自宅に行き、奥さんも交えて、なぜあの土地が気に入っているのか根ほり葉ほりお聞きした。
土地探しは、結婚相手探しのように難しい。
十人十色、誰が誰を、いや誰がどの土地を気に入るかは当人以外の第三者にはわからない。
しかし、本気で惚れているかどうかは話しを聞けばわかるものだ。

Hさんは、本気らしかった。
難点はなさそうだったので、その旨を率直にお話しした。
翌日にでも、申し込みを入れるとのことだった。
最終契約するためには、住宅の平面図と見積書を銀行に提示し、ローンの審査を受ける必要があった。
そのためのプランを作成するためにいろいろとご希望をうかがった。
たった一度の打ち合わせでプランを作成するのは、失礼に当たるのだが、審査用と割り切り最低限の条件をお聞きした。

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