クマコラム
20000322
ほんとうは、今頃四国か広島あたりにいるはずなのだ。
巡業を一日延ばしたので、まだ葉山にいる。
明日から、四国中国九州と週末にかけて巡業する予定だ。
巡業中は、あれやこれやとやることもできないので、開き直ってコラムを書いたり連載を書いたりできるのだが、オフィスに戻ってくると、ドタバタとなりHPがなかなか更新できずにいるのだ。
しかし、アクセスカウンターはカチカチと増えていくので、ありがたいと思っている。
その、オフィスでのドタバタの原因のひとつに、HPの引越がある。
今これを配信してくれているプロバイダーがHPサービスを止めてしまうのだ。
んじゃ、HPのデザインも新しくしよう!と思ったのが、大間違い。
おおくの思いをデザインにしたためるために苦心している。
今度のウェブデザインのコンセプト(チィと古いか?)は、「ビジュアルよりも、精神的残像を!」でいきたい。
今までも、その路線でデザインしているつもりだが、もっとよりコンセプトに近づきたいと思っている。
具体的には、HPを閉じた瞬間、ビジュアル的なイメージはまったく残らず、伝えたい真意だけが残像のように頭に残るようなウェブデザインにしたいと考えているのだ。
なんだか、見たのか見なかったのか、夢か現実か、ヴァーチャルかリアリティか、そんなHPにしたい。
だから、できるだけシンプルに余計な装飾はいっさいせず、精神だけが伝わるように心がけたい。
インターネットって、ヴァーチャルな世界なんだけどビジュアルが加わることで、リアリティ度が増すと考える。
ビジュアルは、雄弁でわかりやすいのだけど、それに言葉が加わらないと見るものに真意が伝わらない。
見る者の都合で、どうにでも解釈できてしまうものだと考えている。
であるならば、誤解の無いようにシンプルに気持ちを伝えていきたいと考えている。
私の本職のすまいや建築の設計でも同じなのだ。
精神や考え方という目に見えない本質を、実在するプログラムやシステムを駆使して、敷地に立ち上げていく。
モノを造りたくて、デザインがしたくて、設計しているわけではない。
施主と共に心や精神をかたちにするべく、設計という手段を通して、本質を実現していくのである。
でも、それがなかなか難しいのだ。
「神々の棲む家」がなかなか造りにくい世の中になっているように、ウェブデザインでもそれを造りたいと思っているのだが、考えれば考えるほど、手が動かなくなっていく。
だって、神や精神の世界って、目に見えないヴァーチャルな世界のこと。
あっ!・・・ということは、インターネットと同じ世界のこと・・・?・・・かもしれない!
だから、ビジュアルではなくて、精神でいきたいと考えるのだろうか?
・・・・・・、また、わかんなくなってきた。
明日からの巡業でゆっくり考えてみよっと!
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