昨日、久しぶりに葉山の野山に分け入った。
家にある淡水の水槽が淋しくなってきたので、エビを取りに行ったのである。
我が家から車で5分ほどのところに、森戸川の源流があるのだ。
まだまだ、手つかずの自然が色濃く残るそこは子供の頃遊んだ北海道の山の中を彷彿とさせた。
(写真と本文は何の関係もありません。(笑))

寅次郎

ひとけのない川でおそるおそる藪の中をつついていたところ、下流から何やら声がしてきた。
『ややっ』と思いながら目をやると、水面に一本の筋ができていた。
そして、そのあとから二人の中学生らしい子供がその筋を追いかけてきた。
ひとりがおもむろにその筋に近づき、手を突っ込んだ。
しっぽを捕まえたらしく、嬉々として喜んでいた。

寅次郎隠れる

しばし、ボーゼン。
1.5Mはありそうなアオダイショウを相手にきゃーきゃーと喜んでいるのである。
遊び慣れているらしく、まったく動じずにいじりまわしていた。
「蛇?」「そう。おじさん何とってんの?」
「いやぁ〜。むにゃむにゃ」「カエルならいっぱいいるよ。」
「そう。」「やまがかしもいるよ。」
やっぱり、子供は野山でたわむれるものだと変に感心しながら川を去った。

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