1999年の夏、藤沢市湘南台、『生き活き素材フェア』。
インターネットで知り合った春呼の友達JUNちゃんとはじめて会う。
それから、犬友達としてキャンプに行ったり、遊んだりしていた。
2004年夏の終わり、『そろそろ建て替えを』というお話しがありあらためて訪問。
そういう目で訪問するとあることに気がついた。
我々が近づくと、2階の窓からJUNちゃんがこちらを見ていたのだ。
呼び鈴としても機能するらしいが、2階の窓から犬がこちらを見ているというのは大きな特徴だ。
あやしい気持ちで近づく人には、たまらない威嚇装置になるだろうと直感。
それから、すまいづくりの二人三脚が始まった。
まず数案のプランを提案。
するとあるプランに早速住み始めた。
土地探しでも妙に縁があり即決する場合もあるのだが、すまいのプランもそう出会いがある。
設計者としては、希望を探るためのたたき台という位置づけだったりするのだがうれしい誤算である。
そのプランの中には、キャットウォークならぬJUNウォークとJUNウィンドーが仕掛けられていた。
■ 物件概要 |
設計 :(株)生活空間研究所 一級建築士事務所 佐山希人 鈴木香住
構造 :地上2階木造軸組構造
設計期間:2004.09〜2005.02
施工期間:2005.03〜2005.08
施工 :山洋工業(株) 土橋明
● デザインコンセプト |
『現代民家』
● このすまいの特徴 |
Jウォーク、Jウィンドー、尺角の大黒柱(新月の木)、
オール国産材(九州宮崎産)、構造材あらわし、小上がり、造作防犯格子、日差し調整用付け庇、ガルバリウム鋼板の外壁、深夜電力利用蓄熱暖房器
▼ モダンなシルエットに懐かしいヒサシ |
▼ 清々しい木質空間 |
▼ 光と風の通り道 |
▼ 右上にJウォーク |
▼ 右下にもJウォークドア |
▼ 艶めかしいヒサシ裏 |
▼ 素材全てが呼吸する |
▼ 夕刻あかりがもれてくる |
● プロセス・ドキュメント |
▼ 展示会にて設備機器を確認 |
▼ 建て替え前の柱は記念として再利用 |
▼ 2005年3月20日地鎮祭 |
▼ 2005年4月23日無事上棟 |
▼ 大黒柱にお清め |
▼ 背を刻んだ柱を囲んで |
▼ 夏の真っ盛り。2005年7月末に無事工事終了 |
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