今週末、パシフィコ横浜で展示会がある。タイトルは「来て見てSwitch!オール電化体験フェア'08 in パシフィコ横浜」。いつもお世話になっている成幸建設(株)が出展するというので一肌脱いだのだ。この成幸建設(株)は施工能力はあるのだが営業能力はいまいち。それはそれで評価していて、どんどん設計者の仕事をきちんとやって大きくなってもらいたいと願っている。その成幸建設(株)がオール電化フェアに出展するということのお手伝いをさせてもらうことになった。成幸建設(株)の特徴は設計事務所の仕事を器用にこなすこと。建築好きが集まっている会社。オール電化フェアで設計事務所の仕事を得意としていますよということをアピールすると肝をすえたようだ。そのブースは設計事務所４社の展示会場となるらしい。
そこで展示する当事務所の展示物をあたふたとつくっていていろいろ考えさせられた。最近、もっともっとと等身大の自分よりも世の中へ迎合したいという気持ちが私の設計に影を落としていた。少し前恩師から「もしかしたら、ブレイクするかもよ」「もっとだね」「あんな設計ができるなら大丈夫」と大つっこみ＆大激励いただいていた。その言葉の意味はピンとこなかったのだが、ブレイクするかもねにはひそかに期待。それはおいといて。今回のイベント参加で大いに考えさせられた。それは。。私の好きなこととはなんだったのだろうかと言うこと。成幸建設(株)の社長Mさんにかつて言われたことがある。「最近アトリエ系みたいだね」監督のIさんには「ごっつい枠廻りが良かったんだけどね。佐山さん」。いつしか「すっきり真っ白い」だけのアトリエ系にふらふら寄り道していたようだ。この道草。自分ではわからない。私が信じてやってきたプロセスをこの展示会で見てもらおうとするとぼんやりと『エコロジカルなやり方』というのが見えてきたのだ。すまいを通じて地球を考えるという私の出発点がそこにあった。これからはアースなアトリエ系でもっともっと悩むことにしよう。
以下、オール電化フェアむけに造ったフリーペーパー。
「家でゆっくり環境問題について考えてみる」■１軒のすまいで貢献できる環境問題とはなんだろう
http://vivid-style.com/で次のキーワードをサイト内検索。
ピン！ときたタイトルをクリック！● エネルギー
● 環境問題
● 温暖化
● 自然エネルギー
● ライフスタイル■便利なことはとても良いことなのだろうか
いま地球や人間にとって本当に必要なことってなんだろうCO2削減や環境問題に興味があっても、自分の生活まで切り詰めて取り組もうとしないのが本音だ。やはり、まだまだせっぱ詰まった状態ではないと感じる多くの生活者は私も含めて気軽に取り組めるエコロジカルな生活を模索する。
いま本当に考えていかなければならないこととはなんなのだろうか。
いますまいをつくろうとしている大人たちがいま考えなければならないこととは。
未来を背負う子供たちへ今を生きる大人が選択しなければならないこととは。次のキーワードをサイト内検索してピン！ときたタイトルをクリック！
●便利 ●スイッチひとつ ●エアコン ●エコロジカル ●エネルギー浪費 ●薪ストーブ ●屋上緑化 ●子供たちへ ●CO2■いま人間がすまいをつくることとは、どういうことなのだろうか、どういうことになるのだろうか。
自己実現でもなく、家族のためでもなく、すまう人間が必要最低限で生きる場所を地域と一緒に探すことなのではないか。
すまいを一軒つくることで地球破壊も地域貢献もできる。
いま人間がすまいをつくることとはどういうことなのだろうか。まじめに環境問題を考えるとエネルギー浪費を抑えることと答えが出る。
では、一番のエネルギー浪費である車を乗ることをやめることができるだろうか。
答えは聞くまでもない。
では、どうしたらよいのだろうか。
身の回りでできることを探してみる。
「電気をできるだけ使わないようにする」
「エコバックを使う」
「マイ箸を使う」
「雨水を使う」
「太陽光発電を導入してみる」などなど。エコ情報は氾濫。
それらは目的を達成するためというより、問題意識を持つということに意義がありそうだ。
今後すまいをつくる機会があるのなら、ちょっとだけ以下の視点で考えてみても良いのではないか。私たちはそういう視点ですまいを設計している。http://vivid-style.com/ で次のキーワードをサイト内検索してピン！ときたタイトルをクリック！
●近くの山 ●地域で ●人間らしく ●雨水 ●必要最低限 ●設計費用
迷ったら初心に帰るというのが良いのかもしれないな。
やっぱり、自分の道は自分で切りひらくしかないだろう。
でも、この道いろんな人につけてもらった道だよな。
●2008.05.03（土）
雨。明け方キャンプ道具を積み込む。野遊びは行きはつらくても帰りが晴れていれば良い。雨の中、予想以上に手間取りながら道具や荷物を積み込む。ゴアテックスのカッパが心地よい。雨なんか関係ない。予定時刻を１時間半過ぎて葉山を発つ。メンバーと携帯で連携しながら悠々として急ぐ。仲間の連携ですばらしい野営地がきまる。夜飯。ローストビーフ。しっぱい。ジューシーなし。がっくり。夜が更ける。
●2008.05.04（日）
普段使わない筋肉と脳内が活性化してる。リフレッシュと言ってしまえばそれまで。使っていない部位を刺激することで、普段使いの部位に刺激を与えるのだ。耳に聞こえてくる音。臭ってくる枯れ葉のにおい。飛んでくる蚊のすがた。不便な生活。どれもこれも五感に刺激をさしてくる。夜更け。久しぶりに足がもつれると。友人の薪ストーブに飛び込む。その後。崖から転落。あわや。
●2008.05.05（月）
意識がしゃっきりしないまま撤収。渋滞には巻き込まれなかったが世の中は大混雑の模様。葉山に戻る途中、反対車線は大渋滞。早々に就寝。うでのやけどがちょいと気になる。
●2008.05.06（火）
晴天。久しぶりに車のワックス掛け。３年ぶりくらいだろうか。心が忙しいといろいろなことができなくなる。やっとできた。心身共に良い感じなのだろう。まわりをゆっくり見渡しながら生きてゆく。それが今年のコンセプト。ワックス掛けはバロメーターになり得るかもな。
●2008.05.07（水）
昨日の晴天に気を許してしまった。鼻の奥がむずむず。もうはや。我が仕事スペースの冷蔵庫状態が始まった模様。ハの字に海に開いている我が仕事スペース（２階のブリッジ部分）が、風を拾って風を拾ってとても寒いのだ。窓を閉めれば良いのだが、愛煙の身にはありがたい時期。ちょっと気を許したスキに風をひいてしまったようだ。
●2008.05.08（木）
１ヶ月以上前に見積もり依頼していた施工会社から見積もりあがりました！と朝一番で電話。３社見積もりで、出てくる順番の通りに見積もり価格が並ぶ。予想通りの顛末。総工事費だけを眺めていてもしょうがないので、全ての見積もりを解体し比較できるように資料を造る。それにしても、出てきた順番に価格が上がっていくというのは興味深い。
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