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↑ Yahoo 知恵袋から引用


よく家人に指摘される言葉がある。「からい」である。

北海道出身 関東30年在住の家人と、岡山出身関東18年在住の私ではたびたび「東日本VS岡山あたり」の争いがおこる。塩味のきつい漬け物、みそが入りすぎたみそ汁、味付けの濃い炒め物などは私にとっては「からい」なのであるが、家人からすればそれらは「しょっぱい」と表現するもので、カレーやキムチのように香辛料がきいたものを「からい」と関東ではいうらしい。

「からい」といえば直されるのがオチなので、「からっ・・・じゃなくてしょっぱいね」と言い直すのだが、「言い直すぐらいなら最初から正しく使え」と、また怒られるのである。ここから、「人のいやがることを知っていながら直さないのはがんこだからだ。家族に対して嫌がらせをしているのだ。なぜ直せないのだーーー」と断罪されたりするのだが、なぜ直せないかと言われても理由はないのだ。近い感覚としてはものにぶつかったら「痛い!」と叫ぶように、口に入った瞬間「からい!」とでてしまう言葉なのである。

生まれたての子供に親が言葉を教えていくのは、大人が英語を覚えるのとは違い、言葉ではなくて文化や考え方を伝えていくものだそうだ。私は先祖代々の「からい」という言葉を受け継いできたのでそれがしみついているし、そんな使い方をしない家人からすれば生理的に受け入れがたい言葉なんだろう。だいたい人間は親子だとか、夫婦だとか近しい関係ほど自分との差異に激しく抵抗してしまう。世の中のほとんどの人は私が塩をなめて「からい!」といっても「ふーん」って思うだけなのだ。

ところで辞書で調べると「からい」には「しょっぱい」も含まれているようだ。また初めて知ったけれど「しょっぱい」ときには「鹹い!」と書くのだそうだ。正しいか過ちか?でいえば面倒だが、アリかナシかで言えば「塩はからい」は全然アリなのではないのかなーーー。


■大辞泉

から・い【辛い/×鹹い】
1 トウガラシ・ワサビなどのように、舌やのどを強く刺激するような味である。「インド風の―・い料理」→五味(ごみ)
2 (鹹い)塩気が多い。しょっぱい。「―・い煮つけ」⇔甘い。
3 甘みが少なくさっぱりとしていて、ひきしまっている。酒の味などにいう。「ワインは―・いほうが好みだ」⇔甘い。
4 評価の基準などが厳しい。「―・い採点」⇔甘い。
5 つらい。苦しい。「―・い目をみる」
6 残酷である。むごい。
    ・    「諸(もろもろ)の―・き刑(のり)」〈武烈紀〉
7 危ない。危うい。
    ・    「―・き命儲(まう)けて、久しく病みゐたりけり」〈徒然・五三〉
8 気にくわない。いやだ。
    ・    「―・しや、眉(まゆ)はしも、皮虫だちためり」〈堤・虫めづる姫君〉

▼ コメント(2)

はい、関東人です。
どっちでもいいですよね。実際(爆)
でも近い関係だと許せない....て分る。
以前同居していた方とは、トイレットペーパーをたたんで使うか、
くしゃくしゃに丸めて使うかでもめました。
ぶっ
ほんとに、どうでもいいっちゃどうでもいいですけどね。
とにかく許せませんでしたね。お互い。(爆)

トイレットペーパー?
たたむか?
くしゃくしゃにするか?
すっごいどうでもいいですね〜(笑)

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