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先だって初めて照明メーカーにいろいろ注文をつけて照明プランを作成してもらったのだが、それは便利な器具が均一に並べられ、便利だけど空間に驚きはない、でも価格はびっくり!なプランであった。
照明デザインについて、馴染んだ設計方法以外のものを取り入れたいということと、現在白熱球は使わず、蛍光灯やLED器具に取り替えることがエコ(CO2排出量削減)になると転換を求められているがそれで心地よい空間になるのかという疑問などがあり、いい機会かとプラン作成をお願いしてみたのだがそうそう思い通りのものがでてくるわけもなかった。

そこで誘いのあった新宿OZONでの照明セミナー「光をデザインする(建築と光)」に参加してみた。
講師は森秀人氏。(ライティングM)http://www.lighting-m.co.jp/jp/index.html
氏の作品スライドを通じて、照明のプランニングを紹介していく。物件は、美術館、企業研修所、ホテル、別荘、高級マンションなどが中心ではあるがアンビエント照明(室内の環境照明、または全般照明の総称。狭義には天井や壁面などの周囲を均一にあかるくする照明)と
タスク照明(局部照明の意味で、作業の行われる場所のみを明るくする照明を指す)の組み合わせ方、見せ方について紹介された。
照明メーカーによるセミナーなどでは、器具の個性、使い方がメインとなるが、森氏の設計では「器具は見せない(建築に隠す)」のが大前提であり、いかに空間に光を存在させるか、という手法はとても参考になった。

個人住宅で、これからはLEDや蛍光灯をメインとして使っていくべきか、白熱球は淘汰されるのか、という質疑がでた。
それに対しては
・個人住宅では白熱球をメインで使うべき
・特にリビング、ダイニングなどでは白熱球を使うべき
・白熱球は調光して使うことで寿命が長くなる。30%に制御するとLEDよりも高寿命となる。
・施主がシーンに合わせて調光し心地よい光を得るのが豊かな空間
 LEDではまだ調光が自由にできる器具がない。過渡期。
といった回答が得られた。
これを機に一層メーカー主導の利便性だけでなく、空間に心をこめて光を描くことを心がけていきたいと思う。

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