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昨年の集団健康診断で「NG」が3点ほどあった。思えばまだ夏の暑い盛り9月中旬の診断だ。医者にきちんと診断してもらうようにと書かれていた。そうか。と思いつつ年末まで放っておいた。電話が鳴り、出ると保健センターの係の人から。一昨年は検診結果が思わしくなかったので「生活改善面談」などをきちんと受けていた。昨年はどうせまた同じことを言われて「はい。そうします」で終わるのであろうからと案内は来ていたが受けずにいた。係の人は「面談に来られなくても、医者の診断は受けに行ってください」と。言うには、血液検査によるある数値が、前年前々年に比べて異常に高いので「必ずですよ」と釘を刺されたのだ。そして「また、電話しますからね!」と。やれやれ。

どうにも、暮れあたりからいつものようにアルコール摂取をしても、次の日にまで酔いを持ち越すことが多くなった。これは二十歳から30年目にしてはじめてのこと。なにかおかしいと感じ始めていた。新年あけに同輩とJAZZ談義しながら、彼は「年をとったもんだ。呑んでいる時間と二日酔いの時間がどんどん同じになってきている」と笑い飛ばしていたが、私は何か違和感を感じていた。本当に40代の時と同じようにA摂取しても、次の日がまったく違うのだ。それから二回ほど、つらい中で打ち合わせをするはめになり、違和感がピークに達し内科に行くことにした。2月1日。「何も診断せずに、昨年の検診結果を見て。そうですね。A摂取を1ヶ月やめてみますか。今の状態で薬をのんでもざるに薬をやってるみたいなものです!」ときっぱり。それからA摂取は中止(幸い2月は28日まで)。二十歳から3日以上A摂取を中断したことはなかった。やるぞ!と決めたものの自信はなかった。が。中断開始二日目の夜、寝耳ラジオでふと耳がさめるとB型肝炎の被害者の話が耳にしみ込んできた。そういえば、私の肝臓も弱ってきているらしかった。ので夜明け前に起きてネットで検索。どうせA摂取中断するのであれば、食事も徹底的に改善してみようと調べる。肝炎から肝硬変に至るともう治らないらしいので、ここらできちんと治しておきたい。

110305-01.jpgその日から、肝機能向上に良いとされる「ごま・海藻・みかん・貝・イカ・たこ・ウコン・納豆・豆腐・乳製品・インスタントコーヒー・ココアなど」を積極的に摂取することにした。朝ご飯は、白いご飯に納豆、自分で採ったカヤモノリをたっぷりかけ、シジミ70個分のスープにとろろこぶを山盛り。そのあと、ココアを1杯、ミルクコーヒーを1杯で仕事開始。仕事終わりのけじめにはウコン茶(それまではA摂取)夜はレバニラ炒め、鳥レバー甘辛煮(山梨のあれ)、イカ料理を中心に適量。その後デザートにミカン3個、プレーンヨーグルトで閉める。これを毎日徹底して続けたのだ。1週間ほどで、目の奥の疲れがとれた感じで、体調が良くなっていくのを実感した。これは面白いと思い、A摂取の未練は全くなくなった。半月ほどすると、お酒を飲む感じってどんなだっただろうかと忘れてしまった。

いよいよ、月末を迎え、もう一度内科に行く。血液検査をして明日にまた来るようにと言われる。その晩、軽くワインでひとり祝杯。お酒を飲むってこんなもんだったかと。目の奥にアルコールが染み渡ってくるのがわかる。翌日、医者と対談。気になっていた数値はみごとに正常値内に納まっていた。徹底した食物療法が効いたらしい。が。タンパク質が不足しているという数値も。そういえば、肉はレバー以外ほとんど摂取していなかったからか。それにしても、体調がすっかり良くなり、さあ仕事!と思っているとA摂取開始から3日目。朝起きると右顔半分が痛い。とにかく痛い。おかしいなあと思っていると昼過ぎに発熱。「あっ!おたふく風邪!」原因はわかっているので、また内科に行く。行くと受付に下の写真。葉山ではやっているようだ。子供の頃にやっているという母親の情報は疑義あり。で。週末から来週にかけての打ち合わせやプレゼンテーション、恩師へのフィッシングレクチャーは全てキャンセル。申し訳ないが、感染させてしまうわけにはいきませんのであしからず。

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