2012.08.14(火)〜2012.08.16(木)。愛媛県の宇和島に黒鯛の60cmオーバーを求めて三日間海上に漂った。黒鯛ねらいの釣行は4年ぶり。このブログをチェックすると2008年の正月に同じ場所に釣行していた。それ以来の黒鯛ねらい。だんごも当時、大人買いしていたストックがかなりあったので持ち込んだ。
初日早朝4:00。帰省先の岡山から愛媛に向かう。300kmの行程。ハンドルを握り四国に上陸、出発し100kmほど走ったところで、携帯電話を忘れてきたことに気付く。戻るかいくか悩む。家人に公衆電話。船宿に送ってもらうように頼む。ほとんどの情報入手源であるiPhoneが手元にないと世間から全く取り残されてしまうかの感覚が襲ってきてとても怖かった。ましてや、丸一日海の上で一人っきりになるので、何が起こってもなんの連絡手段がないのだ。

8/14 9:00。船宿のチヌ屋くまさかに到着。4年ぶりの店主マサさんと挨拶。沖の深場(水深40m級)では釣れていないとのこと。遅く到着したこともあり、店前の屋根付きイカダを勧められる。水深10m程。桟橋から海をのぞくと年無し級(50cmオーバー)が泳いでいる。大雨も降る予報なので勧められるまま屋根付きイカダで釣り開始。携帯電話も忘れてきていたので都合がよい。呼べば声が聞こえるイカダだ。四年ぶりのかかり釣り。わくわくしながらだんごを投入。この夏の時期は、えさ取りが異常に多いのでコーンを指し餌に。数投後、あたりを合わせて乗ってきたのが、大きめのカサゴ。コーンに喰ってきた。しばらくして、だんごが割れた後コーンをふたひろほどおくっていくとかすかに前アタリ。様子を見ていると小さなあたりがあったので大合わせ。30cm程度のチヌがあがってきた。4年ぶりのチヌ。小気味よい引き味。その日は、見える年なしを釣ることができず、納竿。沖から帰ってきた釣り人にはチヌは無かった。

8/15。天気予報は、雨50%晴れ50%。本当にその様な天気だった。ピーカンで暑いなと思うと雨がぱらっと来てザー!っと土砂降り。レインウエアを脱いだり来たり。来たままだと暑い。そんな天気の中開始2時間ほど9:30。潮にコーンを3ヒロ程流しているとかすかに穂先が変化。そのまま待つも変化がないので、思いっきり大合わせ。すると遠くの方で重い生物反応。水深17〜8m+5m程先で、ずしりと重くかなり抵抗する個体がヒットした。何度かハリスを出されながらも上がってきたのは顔のでかい黒いやつ。長さを測ると40cm。これは期待できると気を入れるもその後は続かなかった。午後、風邪が出てきて釣りにくいのとアタリがないので釣り座を南向きから北向きに変える。するとだんごからえさが出てすぐに反応が出だし、35cmほどのチヌが顔を見せる。納竿までぽつぽつと赤いの混じりで反応がありまずまず。チヌ40〜30cm5枚。マダイ33cm1枚。餌取りは、ごんずい、ふぐ、ちゃりこ。

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8/16。天気予報は降水確率20%。暑くて暑くて拷問にあっているような一日だった。今まで、真夏のかかり釣りでパラソルの必要性は感じなかったが、この日は殺人的に日が照りつけ、夏はパラソルが必須と思い知らされた一日だった。昨日良い当たりが頻繁に出た北向きに釣り座を構える。このカセの北向き、真ん中に釣り座をとるとかなりの確立で根がかる。アタリがあって合わせると何かとてつもなく大きなものにかかってしまい仕掛けが上がってこない。ミオ側に座を構えると根掛かりをかわして良いアタリがでるようだ。さあ、夢のロクマル(60cmオーバー)来い!と暑くてもうろうとする中、気を入れるも夢にはあえなかった。チヌ35〜30cm3枚。マダイ35cm級5枚。餌取りは、ごんずい、ふぐ、ちゃりこ。

二日目のお昼お弁当と一緒に携帯が届けられた。その夜、ネットでここの釣果情報を見るとなんと55cmが私が来る前日に仕留められているではないか。そうか、いるのかと思いつつカセに上がっていた。三日間の釣りを終え、店主にどこであがったのかを聞くと私が上がっていたポイントで出たとのこと。もっと早くに知っていれば、気合いの入れ方が違ったかも。とにもかくにも夢には出会えず、また次の楽しみになってしまった。4年ぶりのかかり釣りは辛くも楽しい久しぶりの釣りとなった。

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