クマコラム
19990413

歌集第二。観音。兒玉弓。『四方よりひかる波にて洗われた さくらばかりの道 踏み惑う』
ひかりを感じるいいセンテンス。
桜ふぶきのまぶしさに乳母車を押すことさえ忘れてしまうのか。
幸せな日々に我を忘れることもあるのか。
外野のありがたい親切がお節介に感じることもあるのか。
深く深く味わえる。
言葉に託す意味は受け取る側で変わってしまう。
それはそれでいいのだ。
正しく伝えようとすると文章いっぱいになってしまう。
しかも言ってる方がまちがってることもあるのだ。
誰がどう受けとめようが、言っている本人は気にしなくていいのだ。
真摯でさえあれば。
私も今を歌ってみた『目にしみる 闇は磯気をさらはこぶ ひかりなくとも すり足でいく』
浸月時、懐中電灯なしでは事務所をでられない。
不況も続く
でも五感を研ぎ澄ませ気配を頼りにグイグイいくのだ。

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