クマコラム
19991206
あっと気がついたら、もう12月6日。
このHPの更新もずいぶんと遅れてしまった。
いよいよ、犬も猫も走り回る月にとっくに突入していたのだった。
ことしもいよいよあと一ヶ月で終わりなのだ。
ほんとうにめまぐるしく毎日が過ぎ去っていく。
今日の新聞に貧乏をなんとも思わない若者が増えているとあった。
彼らは一定の職にもつかず、ただただ時間を過ごしているらしい。
しかし、そこには、資本主義社会の発展ある未来のために今日に精を出すという構図が壊れていることが読みとれるとあった。
学校と会社の崩壊。
このままの状態で発展し続けることの環境的衰退そして崩壊。
あまりにも今と未来の人間的生活を見失っているのかもしれない。
ふと忙しくしているこの頃、このままでいいのだろうかと立ち止まることがある。
なんのために忙しいのか、人間性を見失ってまで、忙しくすることの意味。
根本を見据えることで、あらためて前に走ることができるのだが、その根本が自分の為や人のためでないとわかったときには、足がなかなか動かない。
あともう少しで、Y2Kがやってくる。
たいへんだ!たいへんだ!と準備に追われている。
いまひとつ、実感がない人も多いと思う。
具体的な不利益がはっきりと目の前に見えないからだ。
悲観的に考えるととんでもないことだが、楽観的に考えるとそうでもない。
社会や環境、人間性の崩壊とY2K、問題の根底にあるものは著しく等しいように感じる。
それは、人間の発展のためだけに、人間によってつくり出された機構、機械によって、人間がおびえ衰退、崩壊していく。
人間性を失ったために。
今月は、人間性を失わないように走り続けなければなるまい。
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