アウトドアグッツのすぐれもの「ケリーケトル」の実験をやりました。
その時の模様の一部を紹介します。
2000.02.13の昼下がり
犬先輩の熊本ご夫妻が、アルフちゃん、もなかくん、ケリーケトルとともに我がgoron'sハウスにやって来たときのお話です。
「これが、ケリーケトルか!」
熊本ご夫妻と挨拶もそこそこに早速ディテールを確認。
「枯れ枝を集めて、水はここから入れて、準備はぬかりなくっと」
「ウッドテーブルに直火は危ないから、タイルもひいておきましょう」
「くまもとさん、こんなもんでいかがでしょうか」
「いいと思うわよ、ぇへん!」
「下からも枝を追加できるんだ、へぇ〜」
「待ち遠しいわね〜、ふたがポンというのかしら」
「軽く締めておくとポンって、ふたがとれるわよ!」
「では、取材班が瞬間を電写しておきましょう」
「どっかぁ〜ん!ぶぉ〜!ぷしゅ〜!ごおおおお〜!」
「・・・・・・・・」(何が起きたのかわからない、みんな沈黙)
「・・・・・・・・写真とれた?」(熱湯シャワーを浴びたもなか父がぽつり)
「うひゃひゃひゃ、ぐふぐふ、けけけけ!」(葉山中に響きわたるぐらいの大笑いとなる)
「やれやれ、うひひひ」
「早く、タオルを!」
「火傷しなかった?」
「空中に飛び散った瞬間、熱湯は冷却されているから、大丈夫だよ」
しかし、いまだに何が起こったのか理解できていない。
ふたをきつく閉めすぎたのか、ふたがはじける瞬間あまりの勢いで、
ケトルに反力が働き、ふたと熱湯はもなか父にケトルはその反対にはじけたのだった。
しかし、これはおもしろい!と再度挑戦する。
「水を多く入れすぎたのがいけないのかもしれない」
「ふたもかるく置く程度にしておきましょう」
「ほんとにふたは軽くしておいた?」
お湯が沸くのを待っているのか、もう一度はじけるのを待っているのか。
全員、にやにや、はらはら、どきどき、でも楽しい。
(プライバシーを考慮して、表情はぐにゃぐにゃにしています)
ふたを軽く閉めておいたにもかかわらず、期待どおりに大爆発!
白煙と水しぶきと共にケトルがひっくり返る様子を電写!
観客も期待通りの展開に、うひゃ、うひゃ、ひひひと盛り上がる。
こりずに今度こそは、ポンといわせようとまた挑戦!
いい大人が寄ってたかって火遊びを繰り返す。
(ドアの上まで、お湯が飛び散っている様子が確認できる)
「今度こそは、ポンという瞬間をとらえるぞ!」(goron)
「まだかな、もうそろそろ沸騰しているぞ!」(goron)
「ぐほぐほいってる、ようし今度こそは!」(goron)
「パキン!」
「ん・・・・・?」
今度はタイルが割れてしまった。
みんなの期待を裏切り、「うひうひ、がやがや、なんだかんだ」
と言っていたが、お湯を沸かすのが目的だったことを思いだし、
みんな大人の顔に戻り、コーヒータイムにすることにした。
お湯は、ちゃんと沸いていた。
所要時間は、あまりに楽しい興奮状態だったので、覚えていない。
ただ、すぐに少量の燃料で沸くことは、実験できたのだ。
▼ コメントする