●2000.05.30
地下室にサウナをつくった。
そこの排水を地上に上げるためのポンプの検討会議。
フランス製の輸入物。
分解して、様子をチェック。
輸入商社の方も、分解するのは初めてのとのこと。
おそるおそる分解。
単純な仕組みで、こわれそうも無いようだ。
「あ〜あ、これで今日からゆっくり眠れるよ」と水道屋さん。
●2000.06.02
大工さんの下小屋で、金物の取り付け方を打ち合わせる。
「いっさい金物を見せないで、組むこともできますよ」と心強い言葉をいただく。
大工さんの刻みは、今ではこうやって、コンピューター制御されたマシンでおこなう。
奥の方に長く横たわっているのが栗の大黒柱。
重くて、とても手では持てない。
棟梁の附田さん。
「雄の仕口は、これでやるんですよ」
年齢は、奇しくも、施主の平野さん、大黒柱の栗の木と同じの昭和29年生まれ。
なにか、因縁めいている。
●2000.06.10
若い立花さんが、下小屋でもくもくと作業する。
下小屋は、材料の山。
棟梁が、墨付けしたとおりにきっちりと機械をセットする。
柱一本、一本に場所を示す番付けが記される。
全ての材料が、人の手で、刻まれていく。
今では、工場で機械によってプレカットされることが多い。
やはり人の手によるモノのほうが、ありがたみを感じる。
というより、作業している人の顔が見えることにありがたみを感じる。
●2000.06.13
こちらは、鉄工場。
鉄筋によるアクロバット階段の材料をチェックしにきた。
このアールは、東京の専門の曲げ屋で、加工されて、小田原までやってきた。
「どのくらいで、完成するか、わかんね〜な!やってみないと」と社長は言っていた。
このアクロバット階段は、らせん階段ではなく、三ヶ月型階段なのです。
下の娘さんが、図面を見て「ピューロランドみたい!」と喜んでくれている。
ぐらぐらするかなぁ〜と揺すってみる。
上棟までに、いろんなところで、いろんなことを、仕組んでいるのです。
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