<四季を楽しむ>
今年は雪が多い。
葉山に住むようになって8年が過ぎようとしているが、こんなとしは記憶にない。
温暖な地域のせいか、横浜あたりで雪が降ってても葉山では雨のことが多い。
しかし、雨よりは、雪の方が冬らしくて私は大好きだ。
囲炉裏のある我が家の3階から、雪景色を見ながらの一杯は格別だ。
この眺望を手に入れたくて、北向きの窓に大きなピクチャーウインドーを確保した。
しんしんと降り続くしめった雪。
刻々と変わっていく海の色と光と影。
この開口部は採光と換気という建築としての機能を発揮するのはもちろんのこと、それ以上に季節を楽しむ暮らしをしっかりとサポートしている。
<サザンのバラッドが似合う空間>
障子、囲炉裏、土間、大黒柱。
光と風が自由にいきかうらせん階段。
できあがった空間に挿入されたそれぞれの空間アイテム。
何故、これらの集合体がサザン・バラッドなのだろうか?
このすまいを設計依頼されたとき、条件の中に以下のフレーズがあった。
「サザンのバラッドが心地よく聴けるような家にしたい。本気で考えています。」
この設計条件は、私をおおきく悩ませた。
少しサザンのバラッドを聴いてみた。
が、ぜんぜんそれらから空間はイメージできなかった。
2/12、テレビ朝日「Jチャンネル」18:19〜(首都県版)のお宅拝見のコーナーに<四季を楽しむ>いえと<サザンのバラッドが似合う空間>が紹介されます。
湘南地域のライフスタイルをすまいというハコを通じて紹介するのだそうです。
他に、ブリキのおもちゃとなんでも鑑定団で知られる北原氏のすまい、海のイラストで有名な鈴木英人さんのすまいも紹介されるようです。
それぞれが明快なコンセプトを持ちながらライフスタイルを具現化している様子がわかると思います。
それにしても、<サザンのバラッドが似合う空間>になったかどうか、番組では私が具体的に解明していますので、ご覧になれる方は是非ご覧頂き、感想をお寄せください。
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