今回の合宿打ち合わせの大きな目的のひとつに施工業者面談があった。
神奈川県の設計事務所の我々が、九州で自信を持ってお薦めできる業者さんは皆無だった。
事前に我々が持っているネットワークをたぐり寄せ、3社ほどノミネートしていた。
森蔵ご夫妻といろいろお話ししているうちに、他に2社ほど追加面談することになった。
その1社は、現在お住まいの持ち家の外構工事をやってくれたE工房。
百孤さんが、その親方の人柄や仕事ぶりをおおいに気に入っていたのである。
その方の名刺を見ると、外構のみならず、住宅建築も業務範疇に入れていたのだ。
建て主が、評価している請負人との工事はうまくいくケースが多い。
是非、お会いしてみましょうということになった。
もう1社は、私が代表を務める「薪ストーブの会」MLの九州支部長Oさんの推薦。
Oさんは、某ワンにゃん雑誌の編集長を務める腕利きの女将さん。
彼女が編集長を務める雑誌で、ペットに配慮したすまいづくりという企画の際にお世話になったS工務店を紹介してくれた。
その時の工事担当者の熱意が、Oさんに伝わったようで、とてもS工務店を評価していた。
合計5社と面談をすることになった。
予定は5/10と5/11の二日間。
その二日で、5業者と面談し、感触を掴むことになった。
まず、第1社目は、某ソーラー協会推薦のS建設に、森蔵ご夫妻と我々で訪問した。
社長の第一印象は、物静かな好青年といった感じだった。
東京の某有名建築家の事務所で設計修行をしていたときに、先代の社長が倒れられ福岡に戻ったとのこと。
設計畑出身の社長だけに、施工事例を見ると微妙な設計者特有のセンスが感じられた。
ただ、会社の電脳化はそれほど進んでいなく、メールのやりとりもままならないようだった。
訪問2社目は、Oさん推薦のS工務店。
Oさんと我々4人で、会社を訪問した。
応対してくれたのは、雑誌の企画の時に熱心にたずさわってくれたIさん。
いろいろ、自然素材の話し、シロアリの話し、工法の話しを仕掛けてみたが、『勉強します!』と元気に返ってくるのみ。
もともと、営繕が主体の会社らしく、しいて言えば、リフォームが得意らしいのだ。
話しが進まないので、責任者に登場してもらったのだが、その方ともあまり話しが進まない。
犬猫に限らず、住み手の健康などを考慮した素材などの話しを振ってみても、ポリシーが返ってこなかった。
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