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あるサイトで建築家ル・コルビジェ10フラン(スイスフラン)になっていると教えられる。

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建築家ル・コルビジェは、装飾主義の1900年代初頭にあって、装飾を一切排除したモダン建築を世に問いたチャレンジャー。祖国はスイスで、活動場所はフランス。その反骨精神が災いしたのかフランスではほとんど公共建築をやっていない。そんな彼が祖国の紙幣になっていたのだ。とても興味を持ったので、他の建築家が紙幣のデザインに使われているかどうか簡単に調べてみた。


まず、検索に登場したのが、フィンランドの建築家アルヴァー・アアルト

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北欧の建築家の中では世界的名声は抜群。北海道では彼を師とする建築家は多いと思う。熱的処理も含めた地域自然環境といかに融合するかに力を注いだ建築家。名声を得た後、アメリカに大学教授として招かれるが、アメリカの表面的なライフスタイルに馴染めず2年でフィンランドに帰ったという。私も寒い北海道育ちなので、太陽光などの自然エネルギーと共に暮らすスタイルには異常に興味を持っている。彼は国民的英雄だが、私にとっても、偉大なる先駆者だ。以前、パリに出張したとき、古い建物の改修工事現場に、『 Alvar Aalto』と書かれたかっこいい巨大な養生シートを見つけて心が躍った。


次に、フランスフランに登場する建築家エッフェル。パリ・エッフェル塔で有名。200フラン。Wikiを見ると、エッフェル塔の設計者かと思っていたが、エッフェルは施工業者。すごい力を持っていたのかと想像力をたくましくしてしまう。


ドイツマルク。50マルクに、建築家ノイマンが登場。


ベルギーフラン。2000フランに建築家オルタ。アールヌーボーと建築を融合させた建築家。彼の自邸だった現在オルタ美術館をはじめ主な都市邸宅群(ブリュッセル)は世界遺産に登録されている。


ざっと、小一時間調べただけなのでもっと他の国でも採用されているかもしれない。知っている方がいたらお知らせください。


日本円の夏目漱石も若いときには建築家を目指していたらしい。彼が建築家として大成していたら円にも建築家が登場したかもしれない。


追記:調べていると『世界の通貨一覧』と言うサイトがありました。国によってデザインもバラバラ。ヨーロッパ特に北欧は色がきれいでした。また、カナダドルの肖像画はエリザベス女王か歴代首相。オランダは肖像がありません。とても興味深くおもしろいと感心しました。

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