先週の7月20日、構造設計者の高橋さんと当事務所で打ち合わせしていた。私がふと、窓の外に目をやるとへんな夕陽。空は曇っていてブルー。太陽だけがぽっかりとオレンジ色。異様に不気味。ボビー・コールドウエルの『イブニングスキャンダル』みたいだというと、高橋さんは「ほんとだ。大地震の前兆?」とまじめ顔。地震の話はそれで終わってしまった。
それから三日後の7月23日地震が起こった。私は富士山の麓にいた。ディレクターズチェアにすわっていた。めまいか?と思うような揺れを感じた。とっさにアウトドアテーブルのペットボトルをみると中の水が揺れている。と、だんだん激しくなってきた。「地震だ!」というと、一瞬みなの会話が止まる。「富士山が噴火したらどうしよう」と、凍り付く。すかさず仲間がラジオを取り出す。NHKにチューン。相撲中継が聞こえるが、すぐに地震放送に切り替わる。千葉県北西部が一番被害が大きいらしい。仲間の実家がその近く。彼が携帯電話で実家に連絡しようと試みるが不通らしい。そのうちラジオで葉山の震度も放送される。葉山に住み始めてなかなか経験したことのない震度4。とっさに両親に電話を入れる。すごく怖かったと母。父は外にいて気がつかなかったらしい。程度を確認し安心。
やはり、『イブニングスキャンダル』が前兆だったのか。軽い笑い話で終わってしまったへんな太陽。なんか気になった。富士山から帰り、ネットご近所「りんさんのサイト」を見ると地震予知のサイトが紹介されていた。そのなかに『朝焼け夕焼け・月の異常』があった。
よく知られているように、異常な赤味を伴った朝焼けや夕焼けは、大きな地震の直前の兆候です。これもまた前項で説明したように、前兆エアロゾルによって可視光線の短波長側が吸収される結果、赤くなると考えられます。
と展開されている。『イブニングスキャンダル』は信憑性を帯びてきた。赤い太陽、赤い月には注意が必要とキモに銘じておこう。ほかにも、様々な前兆現象があるので覚えておくようにしようと再認識。
トラックバック、ありがとうございます。
リンク貼られていた、予知を考える会の地震雲の写真、とてもすごい!
今日はどんよりとくもっていて、写真の様な雲は確認できない感じですねえ。
あまりびくびく暮らすのもよくないですが、
そろそろ本当に大地震が来そうで、なんだか....(汗)
地震雲は、なんか変な形だと思ったら注意が必要みたいですね。
また、月の満月前後と新月前後に月のエネルギーが影響するするらしいです。今月は、7/6(新月)7/21(満月)でした。来月は8/5(新月)8/20(満月)です。
http://www.ta-te-no.co.jp/tyoujihyou/sioji/0508.htm
ここは釣りの時に使う潮時表なのですが、地震情報源としてもチェックしておくと良いとも思いました。
どう注意するのがいいのでしょうねえ。
家族間では、地震災害時バラバラだったら基本的にどこに集まるか程度は決めておくとか。寝る前には、靴はすぐにはける状態にしておくとか・・。りんさんも言うようにびくびくしながら暮らしたくはないけど、もしもの時に備えることは大切だと思っています。
そろそろホントに大地震が来そうですから。
気のせいかもしれませんが…大地震の日の天気って、晴れが多いような?
新潟の時も阪神の時も雨が降っていた記憶がありませぬ。
安政の大地震も、風が弱く大火が翌明け方には消し止められたとの記録も残ってるそうですし。
安政の大地震を検索していたら、とあるページでこんな文章を発見しました。
http://www.tanken.com/anseijisin.html
「眼鏡屋では、店先に展示してあった磁石に付いていた釘が落下、その2時間後に地震が起きた」
家の中のどこかに、釘をつけた磁石を設置しておくのは地震予知に役立つかも…なんて思いました。
安政の大地震ー地震予知はこうして始まったー。興味深いですね。1854年〜1859年の間は、大災害が続いたんですね。ペリーがやってきて開国したのが1854年とありましたが、建物の建て方は確段に強固になってきていると思います。地震や火災に対しては。たった150年前ですが、今では比較にならないほど脆弱だったんでしょうねぇ。外国の人は、日本の建築物価は高いと良く耳にします。それは、仕方ないと思います。こんなに地震や台風が多いんですのも。欧米と同じ基準でつくっていたら、やはり安政時代の惨事が繰り返されてしまう。
葉山も雨あしが強まってきました。明日は台風。予報がはずれて東に抜けてしまうと良いのですが。地震も怖いですが、台風も怖いです。地震も的確に予知出来るようになるといいのですが。我が家も磁石に釘を付けておこうと思います。
今日、昼食時に地震の時何をしていたかという話題になりました。
自宅に家族といた人、高速道路に一人でいた人(!)、お店にいた人と状況は様々でしたが、とっさに何をすべきか迷ったとみな言ってました。
私は洋服屋にいて、隠れる机もないので天井のスポットライトが気になって、「取りあえずドア開けましょうか?」と店員さんに言って表に出てみました。電線がいつまでもぐらぐら揺れているし、街灯も落ちるかもという雰囲気だし、「どっちが安全かビミョーですね。」と二人で軒下でボーゼンとしていました。
今朝の新聞では、ディズニーランドにいたお客さんが電車が止まってるっていう情報は園内で聞かされなかったという記事がありました。その時タイムリーに知っていたら、新幹線で大阪まで帰るのに東京駅までタクシーを飛ばしたのに!と。(ラジオを持っていれば的確に行動出来たかも。)しかし、園内でそんな情報を仮に垂れ流したら・・・。ディズニーランドでのパニックコントロールはある意味冷静だったとも。
このあたりは、自己責任になってくるようですねえ。もし、地震がおきたら、どうするのか?ということを日頃、そばにいる人と話し合っておく必要がありそうです。それだけで、落ち着いて身を守ることができるかもしれないですよね。たったそれだけでパニックにならないかもしれない。
体験談集を読むとそんなことが書かれていました。
http://www.interq.or.jp/earth/eqc/experience.htm