今日は朝から『OZONE家づくりサポート・建築家登録』の最終整理。写真を貼付しなければならない。私はハンディデジカメを使いセルフタイマーで。さるこは昨年パスポートを作成したときのを流用。そういえば、昨年仕事量が少なそうだったので思い切って『コルビジェ巡りオートキャンプツアーin France』を企んだ。しかし、ずるずると所用に押し流されてしまいパスポートは使わずじまいだった。結局、北海道の生まれ故郷キャンプツアーもずるずると流れてしまった。今年こそは、是非北海道羽幌町墓参りキャンプツアーぐらいは敢行したい。


ところで、登録書類に書き込むデータを整理していて思わぬ成果があった。過去の完成物件の平均坪単価をはじき出した。延べ床面積と工事費をエクセルにせっせと入れ込んで、平均値を出す。それぞれの平均値は、延べ床面積〜43.47坪、工事費〜2848万円、坪単価66万円。この延べ床面積には、小屋裏収納いわゆるロフトや屋上テラスが入っていないのでそれらを入れると坪単価は52万円ほどになろうか。この工事費にはカーテンとエアコン以外はほとんど入っている。引き渡しを受けた日から家財道具を持ち込めば生活出来るところまで仕上げての坪単価。まあまあいい線だろう。材料はほとんど無垢材しか使わず、ビニールクロスも一切使わない。外構工事や地盤補強工事が必要な物件はその工事費も入っている。


最後に『リビング・デザインセンター・OZONE』に来た方へ我々からのメッセージを書いた。今年の3月以降、新宿OZONEに行かれた方は是非我々のファイルを手にとって見ていただければと思う。以下はそのメッセージ。


▼【住宅設計にあたっての考え方】

住まいは家人の個性が強く表れる建築であるはずです。自然界にはそれぞれその種に見合った個性あふれる「巣・スミカ」が存在します。それらには無駄がありません。また、必要最低限、種の保存のために自作します。人間も同じで身の丈にあった無駄のない住まいを自作していくのがふさわしいのではないでしょうか。その「住まいの自作」をサポートするのが設計事務所の役割です。

家族の数だけ住まいの姿があります。決まった型はありません。建て主が望んでいること、それに加えて将来の可能性を形にしていきます。住宅設計はどのジャンルの建築よりも建て主とのコミュニケーションが大切であり、内在する課題が多岐にわたる建築であると考えています。けっして、建築家の思いこみやわがままで住まいを造るのではなく、あくまでも建築家は建て主のサポートであると自覚することが住宅設計では特に大切なことであると思っています。


▼【建て主へのメッセージ】

我々は夫婦で設計を行います。住まいは家族のシェルターですので男女それぞれの視点でデザインされるのが望ましいと考えます。特に建て主がご夫婦である場合、設計段階でコミュニケーションを重ねていく際、聞き手である設計者も夫婦であると自由な意見交換が可能になります。男女の視点で住まいを造り上げていくことはとても重要なのではないでしょうか。

また、設計者は住まいづくりの用心棒であるとお考え下さい。裁判では弁護士が必要なように、建て主サイドで思考実行していく代理人が必要です。我々は海千山千のプロ集団に向かって建て主の用心棒として機能します。


▼【自己紹介(自身のこと、家族のこと、趣味その他)】

佐山は雪深い北海道で育ちました。大学進学のため上京したのですが関東の家は寒くて冬のライフスタイルが貧しいと痛感しました。なんせ北海道ではストーブの前にTシャツでアイスクリーム。それに比べて東京では、どてらにこたつでみかんですから。その思いが根底を流れているため、「夏をもって旨とすべし」ではなく「冬も豊かな住まいづくり」が基本となります。そのような理由から、薪ストーブを設置するケースがとても多いのが特徴です。

また、「くうねるあそぶを快適に」が住まいづくりの大きなポイントです。特に「あそぶ」はとても大切です。私は火遊び、音楽、野遊びが生活のエネルギー源になっています。ですので、自邸には薪ストーブ・囲炉裏・真空管・屋上菜園があり、どこでもお酒が美味しく飲める怪しい居酒屋に仕立ててあるのです。事例紹介の筆頭『葉山。木・風・猫の家』はそんな思いを形にした私の自邸です。

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