昨日の夜は横浜で「真空管関係新年会」だった。久しぶりに電車に乗る。逗子まで原付で行く。夕方の16:00に家を出る。寒い。身を切るような寒さをほおに感じながら走る。駅に着き路線図を見ながら切符を買う。逗子駅を出発した車窓からヘンな看板を目撃。『スイカで降りる方はこちらへ』北鎌倉駅だった。『へえ。西瓜で乗車賃を払うことができるんだぁ〜』。はたまた、北鎌倉(キタカマクラ)って、キタマクラみたいだなあ。久しぶりに電車に乗るとすべてが物珍しくて興味が尽きない。
そうこうしているうちに、横浜駅に到着。人が多い。北海道から東京に出てきた18の夏は渋谷が大嫌いだった。人が多いから。あのスクランブル交差点は今でも近づきたくない。横浜駅も同じようなもの。京浜東北線に乗り換えるためにホームに出る。風が冷たい。1/5の吹雪の中での釣りよりは良いかと思ってみるが、もしかしたらそれよりも寒かったかもしれない。そうこうしているうちに関内につく。逗子までの最終電車の時間を駅員に確認。今日は終電で帰ろうとからだが催促していた。先週、横浜で始発電車帰りをしたところ身体が言うことを聞かなくなってしまったのだ。もうオールはきついようだ。
いつも脳内活性でお世話になっている「ザ・キット屋」の大橋さんが横浜に仕事で出てくるという。それに合わせて、昨年夏に乗鞍のペンションで交流させてもらったMさんとAさんと新年会をやろうというのだ。場所は、アルティックA7と真空管でジャズを聴かせてくれるというイタリアン。なんという好都合な場所なのだ。後で聞くとMさんがネットで検索して出逢ったらしい。そのお店に行く前に、横浜のディスクユニオンでアルバムを探す。今日の探し物は「レイ・ブラウン、ジミー・ロウウエルズのThe Duo Sessions」と「Steve Masakowski の for Joe」。どちらも無くて残念。最近、ジャズもデュエットものかソロもの、しかも弦ものが耳になじむようだ。お店に着くと一番乗り。続いてやってきたのは、一見『尊師』。私は知らなかったのだが新年会に参加メンバーだった。次に大橋氏。大橋さんに左の方は初めてなんですと話すとKさんという大学の先生という。院生時代はやはり『尊師』と呼ばれていましたとにこやかに。つづいてMさん、Aさんとやってきて美味いイタメシを肴に真空管会議が続いていくのであった。しかし、途中でそのお店は「キット屋倶楽部」の「野生の王国」のお店だと知り、奇遇ながらも世間は狭いと思うにいたる。楽しい時間を過ごして最終電車前に逗子に向かった。
身を切るような寒さの中家にまでたどり着く。Macに向かうと近所の「葉山。木・風・野天風呂のある家」のHさんから明日鎌倉のライブハウスで「うっちゃん」のライブがあるけどどう?と誘いのメール。うっちゃんとは、あの元キャロルのリードギタリストの内海利勝さんなのだ。昨年の正月明けにも鎌倉でライブをやった。その時は客が5〜6人でアットホームにブルースを聴かせてくれた。もちろん、キャロル時代からのファンなので行くとも!と即答メールを返信しておいた。しかし、朝起きると少し寒気がして、鼻の奥がむずむずするのでやめとこうとことわりのメールを入れた。うっちゃん、昨年のMCでは息子が結婚して父になるといっていた。ということは、おじいちゃんになるということだ。すべてが、刻々と過ぎているらしい。来年のうっちゃんライブは体調を整えて行きたいと思う。
本日夕方、私がお世話になっている佐久間不動産のおやじさんの息子、佐久間洋之介さんの不慮の水難事故の件で、「葉山。木・風・塗装家の家」の建て主であるWさんと電話で話した。実は、1/4の愛媛宇和島の洋上で電話が鳴っていたらしい。すっかり気がつかないままでいたので、Wさんに電話した。1/2に素潜り中意識を失い1/4に水死体で発見されたのだ。その捜索にダイバーでもあるWさんもかり出されたとのこと。葬儀は身内だけで行い、お別れ会を1/14、午後鎌倉プリンスでやるとのこと。佐久間洋之介さんは、知る人ぞ知る葉山出身のサーフィン日本チャンピオンなのだ。葉山真名瀬の小屋でお会いしたことがあるが礼儀正しい好青年だった。自慢の息子さんを亡くしてしまった父・浩さんの気持ちは計り知れない。そして、まだ25歳の道半ばで人生を終えた洋之介さんはもっと悔しいに違いない。
いろんなことがびょうびょうと過ぎていく年の始まりだ。一期一会を大切にして時間を大事に過ごしていきたいと思う。先祖の墓参りからはじめた今年は、その甲斐があってなのか大きく様々な話題を提供してくれるようだ。
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