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久しぶりにビートルズをじっくり聴いた。真空管アンプで聴くビートルズは新鮮そのもの。小学校6年生くらいから耳になじんでいたビートルズ。当時は聞こえていなかった音がよく聞こえる。いろんな音が入っていたことに驚く。

はじめて聞いたのは、育った町の映画館の前。自転車で通り過ぎると「えるぴ〜。えるぴ〜。」と繰り返し流れてきていた。えるぴ〜ってなんだろうと思いながら自転車をこいでいた。今はない映画館の前を通り過ぎるたびに「えるぴ〜」は好奇心を刺激していた。北海道の田舎町でやっていたその映画は封切りではなかっただろう。から、もうビートルズは解散していたのだと思う。

おそらく、誰にでもあるであろうあの曲を聴くと思い出す当時のこと。ビートルズで言えば、アルバム「ラバーソウル」を聴くと中学2年か3年の林間学校を思い出す。親元から離れ、キャンプでカレーを作る。夜テントの中でやってはいけない「こっくりさん」をやる。ラバーソウルは甘酸っぱい思い出を蘇らせてくれる。

いろんなことを回想しながら、久しぶりに手垢の付いた「赤」「青」をしみじみ聴いた。しみじみしながらアルバムをぼんやり見ているとあることに気がついた。皆が知っているジャケットデザイン。デビュー当時の4人。解散間際の4人。同じアングル。

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メンバーは写真の右側から他界している。ということは、次はポールだ。すごいことに気がつき、ドキドキした。まったくの偶然だろうが、なんたる偶然。

気になったので、ネットで検索。赤・青のジャケットデザインの順番で亡くなっていることに言及したサイトには出会えなかった。しかし、エドサリバンショーで紹介された順番が死に順だと言っているところはあった。ジャケットデザインと同じ順である。さらに、調べていくと、1967年当時、ポールは既に死んでいるという説が流布したらしい。もっともらしい原因がいろいろ語られたようだ。

赤・青アルバムの順番で亡くなってもまったくの偶然だろう。もう少し、深読みすると、ポールは病気で、リンゴは銃で。となるとこのジャケットデザインは多くのことを示唆していたと言うことになるかもしれない。が、残った二人はまだまだ長く生きて人々の心に染みいって欲しい。


エド・サリヴァンショーとビートルズの死に順

ビートルズの怪談

ポール・マッカートニー死亡説

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