先週。岡山から妹夫妻が来る。日曜日小雨降る中、近所を半日観光。昼に葉山を出る。
まず、腹ごしらえ。何を食べようか。葉山から逗子を抜け鎌倉大仏横目に鎌倉山へ。小雨なら、ゆっくりと山を眺めながらそばを食おう。ちょうど2台駐車場が空いていた。車を駐め、雷亭の入場料を払う。ここで食事をすれば入場料は相殺される。雨に煙る景色はなかなか。あなご天。しらすかき揚げ。をつまむ。仕上げは天もり。夫'sはおおもり。ちと物足りないがそば湯をすするとちょうど良い。雷亭をあとにレシューへ。妹が甘いモノに目がない。実は私も結構好き。話には聞いていたがお店に行くのははじめて。カフェテリアで。そばを食べた腹にシュークリームが二個吸い込まれてゆく。うまい。デザートのあとはプチ鎌倉観光。定番。大仏へ。何度も前を通り過ぎるたびに気になっていたヨーダのような「案内嬢」が手を振る駐車場へ。1時間600円。大仏見物はこれが二度目。
大仏は前から見るより、横から、後ろからが面白い。背中はぱっくり開いている。何故か泣いている。ように見える。とても700〜800年経っているモノとは思えない。パンチパーマがちと気になる。
プチ鎌倉観光から一路横須賀へ。ミリタリー好きの妹旦那。ダイエーショッパーズプラザ横のイージス艦に興奮。私は見分けが付かぬまま「みかさ記念鑑」へアクセルを踏む。付き添い気分で「みかさ」艦内へ。しかし、意外と面白く。戦艦みかさの運命を知る。船内のキッチンは揺れに対応した工夫が見られる。設計に取り入れることがある船の丸窓もじっくり調査。
じろじろ見ていると暖炉を発見。船に暖炉。不思議な取り合わせ。この船は1902年イギリスで造船とある。なるほど。上層部は戦地に向かう途中、暖炉の前でゆったりと戦略を企てていたのだろうか。先進国の余裕が垣間見られるようだ。
1泊2日でやってきた妹夫妻は新横浜から帰るという。ならば、最終観光場所は「新横浜ラーメン博物館」。横浜横須賀道路を北上しながら、らー博に出店しているラーメン店を彼らに教える。純連。六角家。こむらさき。ホープ軒。井出商店。しなそばや。新福菜館。和歌山ラーメンはまだ食べたことがなかった。
らー博は何年ぶりだろうか。車で移動中、iモードで店の順番待ち時間を知ることができる模様。となりでそれを読み上げるが知らない店が多い。どうやらほとんど入れ替わっているようだ。はやる気持ちを抑えつつ、踏み込むと馴染みの店はほとんど入れ替わっていた。
最もそそった「山形。龍上海本店」へ。7分ほどならび「からみそラーメン。並」。どの店も半分サイズのミニがあるのだが、やはりどんぶり一杯食べないと真髄はわからない。出てきた。ひとくちすする。味噌がうまい。麺も中細ちぢれ麺。私好み。しかし、トッピングされている赤い玉。これがミソ。カラし玉なのだ。好みで全部とかしてもよし。半分で止めても良いらしい。私は全部とかす。ひーからい。しかし、うまい。頭のてっぺんから汗が噴き出す。山形で寒い冬これを食べたら病みつきになるだろう。らー博に出店も納得。
次は井出商店。和歌山ラーメンだ。魚出汁のこってりスープらしい。未踏の味はもしかして岡山の「やまと」に近いのでは?と勝手に想像していた。私にとって「やまと」はいまだにうまいラーメン上位3位に食い込んでいる別格。並を注文。出てきたどんぶりはまさに「やまと」のそれ。スープの感じもそれ。麺の全く縮れていないところもそれ。想像していた味にちかい。しかし、すこしさっぱり気味。やっと念願かなって食べることができた和歌山は私の上位に食い込むことはなかった。
18:30。
半日の鎌倉・横須賀そして横浜観光は、食べることから始まり食べることで終わった。
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