070313_header.jpg

ラビ・シャンカールの娘だったんですねえ。小林克也のファンフラ(金曜日FM79.5Hz)で何度か耳にしていたんですが、どうも覚えられませんでした。先週、葉山の建て主&オーディオ好きのすまいにお邪魔して、『ノラジョーンズってさあ。○△の娘だってしってたあ?』って言おうとして、名前が出てこなかったんですよねえ。折しも、ブルースを聴いていたときだったんで、J・テイラーかライ・ク−ダーかなあとかいい加減なことを言っていましたが、ついに思い出せませんでした。で。先週金曜日にファンキー・フライデーを聞いているとまたしてもノラ・ジョーンズ話。ああ。ラビ・シャンカールの娘だったああ。胸につかえていたものがとれました。


●2007.02.28(水)

藤沢S邸の基本設計。建物全体の構造計画の見直し。地震による壁量よりも風による影響で耐力壁の量がきまる。大風が吹くと3階建ての我が家はゴーゴー音がする。揺れはそれほど感じないが地震もさることながら大風も怖い自然現象だ。それにしても、暖かい。温暖化を肌身に感じる。2月中に薪ストーブに火が入らないのははじめてだ。地震かみなり火事おやじ。今は、地震、大風、温暖化現象。ひたひたと人間の仕業副作用が歩み寄る。


●2007.03.01(木)

本当に暖かい。このまま春本番に突入して夏に行ってしまうのだろうか。急がない順調に進めるすまいづくりのスケジュールを組む場合、梅雨時と台風時に上棟が来ないように計画する。6月下旬から7月下旬まで。それと、9月末から10月末まで。その時期に構造材を雨にさらしたくないから。ここ10年それでスケジュールを組んできた。しかし、温暖化のせいなのか、雨期が狂いだしている。5月に台風が来るときもあるし、2月でも薪ストーブを焚かなくても良い日もあるし。やっぱり、サバイバルな地球になってきている肌感がある。


●2007.03.02(金)

我が事務所&すまいにフレッツ光がやってきた。午前中に済んでしまうところ、前の道路で拡張工事をやっているせいで夕方に工事時間を変更。4年ほど前、当時東電のサイトには光ケーブルを導入する予定がある場合28mmの空配管をしておいてくださいとあった。我が家にやってきた工事担当に話を聞くと今はそんなに太いものはいらなくなったとのこと。以前はケーブルを曲げる径に制限があったのだけど、今は直径10cm程度まで曲げられるようになったので配管は電話線と同じで大丈夫らしい。工事用の光ケーブルをちょっともらい中の光ケーブルを見てみると。確かに細い。こんなので世界とつながっちまうのかと思うと不思議でならないくらいに細くてきゃしゃだ。建築もそれくらい変わっていかなくては温暖化現象についていけないかもしれない。


●2007.03.03(土)

藤沢S邸の基本設計打ち合わせ。30頁ほどの基本設計図書を携えてハンドルを握る。『3/3ですが大丈夫ですか?』と予定を組むときに心配していただいた。夜に家族全員で祝い膳を囲む予定程度なので明るいうちは大丈夫と。しっかり説明を終え、のんびり海岸線を帰る。仕事やプライベートで湘南の海沿いを走ることが多いが、打ち合わせを終えゆったりとした気持ちで走る湘南の海沿いは格別。どんなに渋滞していても夕陽に輝く海原を見ているとゆったりとした気持ちになる。不思議。葉山に根を下ろして良かったなあと思う瞬間。


●2007.03.04(日)

先月末に私の方から辞退した案件が気になる。全体予算からすると設計事務所がはいることで依頼主に過度の負担になると感じた。初めての決断だ。どんなすまいづくりでも予算は限られている。全体予算が500万であろうが1億であろうが皆同じ。我々はそれをめいっぱい有意義に使い切ろうとする。そのときに同じ方向を向いた船に乗れるかどうかということ。私の船はエネルギーをあまり使わないで暖かい冬に向かいますよ〜。地球にあまり負担を掛けないで今後暮らしていきましょう!構造を強化するのなら基礎から〜という船。でした。音信不通。とっても気になる。


●2007.03.05(月)

S邸の見積もり依頼。成幸建設の宮原さんに。本題は30分ほど。今までと違うところを念入りに説明。「で。予算は?」「聞かない方が良いです(笑」それを聞いてしまうと迷いが生じますから。午後。かねてから気になってしょうがなかったアルテックの409Bをボックスに仕込む。どうやらアルティックの虜になってしまったようだ。ヤフオクでダメ元覚悟で入札していたあこがれのユニットがS邸の基本設計に没頭しているうちにやってきていた。出品者にどういう経緯でアルテックの409Bのオーナーになりそれ以前の情報はありますかと。根掘り葉掘り。ボストンの街はずれの公会堂で使われていたやつのペアです・・なんていうことまでは聞けなかった。でも、生後40年の歴史を持ったスピーカーが我が家にやってきた。感慨深い。403Aよりもハイファイ。


●2007.03.06(火)

午前中。S邸の見積もり依頼T棟建設。はじめておあいする業者さん。Sさんからのノミネート。今まで、お客様からのノミネートで多くのすばらしい業者さんと出会ってきた。一期一会を大切にするとお付き合いの幅が拡がり良い結果を生むことが多い。10年前は私よりも年配の方に出会うことが多かった。最近は現場でも私よりも若い方に現場を任せることが増えた。私の経験を伝えなければならない時期に来ているということだろう。T棟建設の社長さんも私よりも若い。しかし、神奈川で大工からはじめて4代目とのこと。骨がありシャキッとした青年は頼もしく思えた。普段は設計事務所の仕事は断ることが多いという。私のこのブログを見て、神奈川県産材を愛しんでいる様子を見て私に会いに来てくれたという。顔が生き活きとして好感。好きで仕事をしているヒトはすぐにわかる。

▼ コメントする

▼ サイト内検索                複数キーワードは半角スペースを挿入