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しばらく前。「せっかく買うんだったらなんか体に良さそうなものを買ってきてね」と言われていた。よし!と思い、ホームセンターできちんと選ぼうとすると途方に暮れてしまった。まあ。あるはあるは。いろんなもの。我が家の寅路朗猫4男はカリポリ一辺倒。缶詰を食べないかと言えばそうでもない。飼い主がカリポリをやるからそれを食べるだけである。カリポリ=ドライフードだけでもホームセンターに売るほどあった。猫のライフスタイルに合わせて。というか、毛玉出し目的、ダイエット目的、毛づやだし目的。猫さまのご要望に応じて様々。これは、家を買おう!と思ったときに出くわす、あれやこれやと同じなのだろうと思う。ライフスタイルか、長持ちか、健康か、価格か。迷うのだろうと思う。全部満足したものをくれい!というのが本音。

そんな経験があったので、スーパーに行ったついでに寅路朗のカリポリを仕入れる際。『せっかく買うんだったらよさげなもの』を慎重に選択。安売りの店ではなかったので小さなパッケージを買ってきた。健康志向のカリポリ。今朝、さるこが「この前買ってきた寅ちゃんのカリポリはどこ〜?」というので、あそこだよと生返事。しばらくするとこれ〜?と持ってきたのはまぎれもなくそれだ。おお。それだよと生返事すると。「犬用だよ!」と。えええ。と思ってしゃきっと目を見開くと確かにこの前スーパーで買ってきたやつ。よく見ると『成犬用』。しかし、さっきもうまそうに喰っていたんだけどなあ。寅のやつ。カリポリの特徴ばっかりに目が行っていたんで「猫用」と「犬用」の違いに気がつかなかったんだと反省。寅。すまん。


●2007.03.30(土)

藤沢S邸。概算見積もり提出日。私が風邪で寝込んでしまったために約10日ずれてしまった。事前に私が各社から概算額の説明を聞いていた。どちらも互角。価格勝負だけではないが、差が開かないと判断に迷う。結論がでないまま、終了。


●2007.04.01(日)

エイプリルフール。なにか気の利いたジョークの一発もと思っていて一日が終わってしまう。メールで「もう、ずいぶんと暖かくなってきましたね。薪ストーブももう終わりです」。今年は3寒4温がなく薪ストーブのフェードアウト時期が読めなかった。毎年、ああそろそろ終わりだなと感じながら焚き終える。本当に気候が変わってゆく。ひとりひとりが感じてゆかないと末恐ろしい。


●2007.04.02(月)

葉山D邸基本設計真っ最中。構造デザインが空間の質を決めてゆく。目に見える仕上げではなく、天井の低さ突き抜ける高さの変化が質を決める。紙の上の広さではわからない立体の豊かさを再検討しながら基本を詰めてゆく。粛々と進める。


●2007.04.03(火)

もう、焚き納めたはずの薪ストーブにまた火が入る。もう、今シーズンの薪はとっくに底をついている。来シーズン用の薪も焚きつくした。かろうじて残っているさくらのシバに手をつけた。4月に入って焚くことはほとんどない。この現象は来年もあるかもしれない。もう少し、アリになって薪に余裕を持たないと安心していられない。


●2007.04.04(水)

頭の中ではぐるぐるといろんなすまいのアイディアをしたためている。それと同時に仕事だけに凝り固まらないように頭が勝手にバランスをとっている。高校生の時に心酔したゲオルク・ショルティ指揮のベートーベン交響曲全集がAirMailで届いた。高校生以来何度か引っ越しをしていたら全集のレコードが私から離れてしまっていた。どうしてももう一度手にしたくてず〜〜っと探していた。彼はベト全集を3回録音している。私は1970年代の第1回録音にやられていた。届くやいなやマックに挿入。これだ。やっぱり。ほとんどジャズだ。テンポの取り方、抑揚の付け方は私このみ。一気に通しで聞く。


●2007.04.05(木)

久しぶりに電車に乗った。1年ぶりくらいだろうか。切符を買うまでは良かったが、スイカ専用なるゲートがあってちょとたじろぐ。ETC専用は私にとって日常だけど、スイカ専用は非日常。終電近くになってほろ酔いで帰る。通勤電車に乗らなくなって早15年。いやはや。みなさまごくろうさまです。乗っている人たちはみな疲れ切っているように拝見。これはやはり都会病?高度成長期は皆あこがれた都市生活。郊外からの通勤者はみな疲弊している模様。つらそうでした。もう私にはできない。


●2007.04.06(金)

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先週日曜日「佐山さんのブログを見て持ってきました」とはじめてお会いするお客様候補からいただく。カラーコピーですけど。と。うれしい。今日も一日小林克也を聞く。どうも、私の世代は「ベストヒットUSA」のおかげで印象がよい。世代が下がると彼は『へんなおぢさん』になるらしい。


●2007.04.07(土)

午前中、葉山D邸見積もり打ち合わせ。予定時間より40分近く早く工務店社長が到着。ぎりぎりまで調整しようとしていたので1階打ち合わせ場所でお待ちいただく。BGMはiTunesでハワイアン。私は来訪する場合、2分遅れをモットーとしている。5分でも早く到着すると来訪される側はあたふたしている場合が多いと思うから。それは思いやり。午後。葉山N邸模型製作。プランはしっかりしたためたあと描きだしていた。熟成させたあと模型に着手。気持ちよいくらいしゃっきりまとまる。


●2007.04.08(日)

午前中、土地契約の立ち会い。余裕を持って出ると激スキで1時間早く品川に到着。ガソリンランプ点灯と黄砂の関係か車が汚れていたので、給油と洗車。余裕を持っていたのだが、現地に5分前に到着。電話を入れるとオッケー。真摯な不動産業者に感心。無事に立ち会い終了。葉山に戻る。午後から逗子で建築条件付き不動産業者と調整打ち合わせ。強烈な個性の社長に面食らいながら、いろんな人がいるもんだと静観。建築設計者の私にたいする不動産業者の応対の仕方は極端だ。丁寧に持ち上げる場合もありけんか腰の場合もあり。その時その時の私の立場で顔色は変わる。それも世のつれ。


●2007.04.09(月)

終日。先週出てきた合い見積もりと格闘。事前に項目別に細かい項目の違いを整理してもらっていた。それらをにらむ。なにがどうしてそういうことになっているのか。私なりにけじめをつけながらどちらの業者さんがパートナーにふさわしいか決め込んでいく。むずかしい。ほとんど同じだから。安い業者さんが一番ふさわしいとは限らない。かといって高い業者さんを薦めるにはそれなりにきちんとした理由がある。今回は高い安いではなく建て主にとってどちらがふさわしいかをアドバイスする整理が必要だ。とはいってもいつものことだけど。

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