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昨年夏、めがねを更新した。クレジットカードで支払う。2ヶ月くらいしたあと、不注意でレンズに傷を付けてしまう。♪!クレジットカードに90日間の保険がついていたはず。手続きをすると約束通り保険でレンズを交換できた。。。。

今日、晩飯あとにゆっくりと時間がとれそうなので、相棒の友人から借りていた『めがね』のDVDを鑑賞。TVは普通のブラウン管だが、音は映画用に真空管アンプとひょうたんスピーカーに切り替える。音場が広がり、波の音がナチュラルに。実はこの映画、「葉山。木・風・丼君の家」のご主人がプロデュースした映画。設計途中も映画に出てくるサクラさんの氷小屋を解体して持ってきて家に使えないだろうかという話が出ていた。運送代の方が高くつくので話はうやむやになったような。丼君のすまいの完成と同時に映画も完成。チケットをいただいていたのだがまだ映画館では観ていない。探しても探してもなかなか都合に合わなかったのだ。で。DVD鑑賞(ごめんなさい今日はじめて観させていただきます。合掌)。このDVDを貸してくれた逗子に住む友人Uさんは何度も映画館に足を運んだという。そのUさんと「横浜。木・風・Jウォークのある家」のOさんは丼君のオープンハウスでたまたま逢い「めがねはよかったわよね〜。きっと佐山さんにはわからないは。あの良さは〜」と言っていたらしい。とさるこから聞く。

淡々とした音楽と風景。タエコという主人公が現実逃避の場所に与論島を選ぶ。何故、現実逃避なのか。タエコは何者なのか。タエコを迎え入れる与論島の人たちは何者なのか。何を考えているのか。何を目的として生きているのか。何も語らない。何も伝えない。淡々と毎日の時間が流れていく。約2時間。与論島での毎日の繰り返し。映画に詳しくない私。「8時だよ!全員集合!」が脳裏をよぎる。毎週毎週同じ構成。しかし、ちょっとずつ違う。でも同じ構成に安心しながら、次はこう来るぞ!というのをちょっとだけ裏切られるのを楽しむ。ラーメンズの舞台構成とも似ているかな。同じ場面を繰り返し、少しずつずらしていくことでコンセプトをあぶり出してゆく。そんなことを考えながら、2時間楽しみました。

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関西どっとコムcinemaから引用

で。創りては何を伝えたかったのだろうか世の中に。そんなに肩に力を入れて、世間的なフィルターを通してばかりで自分の生き方を決めていくのはもったいないぞ=。だろうか。現実的ではないけれど、一服の清涼剤として頭をリセットしてください〜。だろうか。タイトルのめがねも気になる。映画ってそんなにコンセプトは?とか何を言いたいのか?って考える娯楽じゃあないのかな。ついつい、仕事柄、この建築で何をしたかったんだろう?って考える癖がついているので、そういうスタンスで全てを観てしまうんですよね。ああああ。そういうフィルター(めがね)をとっぱらってしまいなさい〜。ということだったのだろうか。私が今でも都内に通うサラリーマンだったら、どっぷりはまりこんで抜けられなかったかもしれないな。与論島に移住してしまったかも...。


●2008.05.22(木)

今週末引き渡しの現場の増減精算であたふた。後手後手に回ったあげく、締め切りギリギリになって増減清算表がメールで届く。電気工事と換気工事にほとんど追加工事がなかった記憶があり約30万円ほどの増額に頭が回り始める。土壇場になって出してくる監督も監督だが、私の最後の仕事と割り切り精査精査。どうも合点がいかない。そんなに追加はなかったはずだ。工務店社長とメールでやりとり。工事契約時点では、最終的な実施図面と電気関係の数量は合っていないけど最終精算時点で数量を合わせましょうと言うことになっていたらしい。(すいません。すっかり私がそのことを忘れていました。お客さんは覚えているかなあ・・)午前中一杯かかって最終数量を確認。誠意を持ってすまいづくりに関わってくれる工務店なので、性悪説で接してはいないが、やはり私の仕事は最後まできちんとしておきたい。明日朝には監督から返事が来るだろうか。たのんますよ。そろそろメガネをはずすか。

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