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2009年1月19日(月) クローズアップ現代(NHK)より引用
マイホームが危ない!
〜外来シロアリの脅威〜

新しいシロアリの被害が広がっている。分かっているだけで現在21都府県。アメリカを原産とする外来種「アメリカ カンザイ シロアリ」だ。これまでの「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」が乾燥に弱く、湿った地面付近に巣を少数だけ作るのに対し、このシロアリは「カンザイ=乾 材」という名前通り、乾いた木材を好み、巣を天井や柱、家具など家のいたるところに無数に作る。そのため発見も駆除もしづらく、気がついた時には被害が深刻になっているケースもある。輸入木材や家具などに紛れて上陸し、住民の引っ越しによって生息範囲を広げるため、予防もできていないのが現状だ。アメリカ では家全体をテントで覆い燻蒸することが普通だが、日本では対応策が手つかずのまま。新たな外来種の、知られざる被害の実態と対策を伝える。(NO.2683)
...引用終了


やっかいなことになってきた。カンザイしろありは、"乾材シロアリ"であるらしい。日本に元来生息していたシロアリは「水・暗闇・木材」この3点セットが生息に必須であり、どれかが欠けると繁殖しにくいと聞く。そのため、建築では水(湿気)を絶つディテールが必須であった。ところが、建材が持っている水分だけで充分生きていけるのが乾材シロアリだという。

私はこのシロアリの存在を冒頭の番組ではじめて知った。1970年代にはじめて日本で確認されたらしいが、輸入の入り口である大きな港を拠点に全国に広がりつつあるらしい。番組を見たあと、インターネットで軽くチェックする。この被害に遭うと、そのことが不動産価値を損なうために、その被害そのものを隠蔽する傾向があるらしい。そのため、その被害実態は掴みにくく、静かに広がっていくらしい。番組で紹介していた生息地域(被害マップ)は、全国的に広がっているものの、点であり、地域的な特徴はあまりないようだ。ということは、引っ越しなどで被害にあった家具などを移動させることで広がっていると考えられる。番組紹介でも「輸入木材や家具などに紛れて〜」とあるが、私は家具に大きな原因があるのではないかと考える。それも、アンティーク家具。現在すまいの一般構造材である「米松」は爆発的に全国で使用されている。仮にこの輸入建材に乾材シロアリが混じっているとすると、もっと日本全国津々浦々に被害が広がっていると考える。また、構造材は、長時間かけて人工乾燥されることが多いので、仮に混在していても乾燥段階で死滅してしまうのではないか。

アンティーク家具、未乾燥輸入建材の使用は、避けるのが賢明だろう。しかし、自分の家だけで気をつけたとしても、近所で発生すると食害にあってしまう。外見ではほとんどその被害を見付けることができないらしい。唯一早期発見の手段は、その「1mm程度の糞」の存在。米粒のようなかたい糞なので木くずとは見分けが付くらしい。繁殖力は日本古来のシロアリに比べて遅く、分散して巣を作るらしいので、建物を倒壊させるような被害になるには相当時間がかかるようだ。早期発見、早期駆除を心がければ被害を最低限に抑えることができる。あわてて騒いでも仕方がない。アメリカカンザイシロアリという存在を知っておくことが、まずは大切だ。


●2009.01.13(火)
年が明けてから、寒い日が続いていたので、薪が勢いよく減っていく。薪ストーブから火の気が消えることはない。くすぶるように低温微焚きが続いている。今シーズン分の薪が底をつくのは時間の問題。薪の調達先である処分場に電話。「今はまったく丸太はありません」とのこと。近いうちに手を打たないと。

●2009.01.14(水)
48歳になった。年男である。新しい会社名の変更登記に行く。いよいよ、新会社名も正式に稼働させる。電話で「せいかつくうかん〜ですか」とかかってきても「はいそうです」と答える。重要な業務連絡先であればきちんと説明するが、通りがかりの電話はいちいち説明しない。

●2009.01.15(木)
現在、参加しているすまいのコンペ案をまとめる。施主の顔は見えない。ので、私の考えを全面的に具現化してみる。現状の問題点を打破するようなプランを推敲。問題点は、土地にあり、施主にあり、私にあり、世の中にある。どれにも目を向けて推敲を重ねる。

●2009.01.16(金)
私のサンダル軽トラのラジオはAMしか聞けない。それも日本放送のみ。慣れてしまうと、仕事中のBGR(ラジオ)もAMが心地よい。11:00〜。テレフォン人生相談。いろんな人が様々な相談をする。その多くの問題点は、相談者にある。相談者が容赦なく渇を入れられ、目が覚めるように番組が終わる。時に我がことのように感じることも。

●2009.01.17(土)
ひさしぶりに葉山沖でボート。エサは一切持って行かない。疑似餌(ルアー)で攻める。一日ルアーでボートは未体験。朝一番。がつんとあたり。道糸がどんどん出ていく。水深20M。走る走る。いったい何がヒットしたのか。どきどきする。タックルを伝わってくる感触で、魚種を見分ける楽しみ。弾丸君としばしやりとり。やっとの思いであがってきたのは「赤い奴」。きれいな真鯛。58cm2.4Kg。新春早々めでたいである。近所の友人達におすそわけ。

●2009.01.18(日)
コンペ案の最終まとめ。納得いくプランにまとまる。暗くしっとりとした日本家屋ではない。モダンで明るいシンプルなすまい。現代民家は明るく、風通し良く、夏冬エネルギーを浪費しないすまいであるべきだ。都市型住宅ではそれが必須。しかし、暗くひんやりとした、悪いことをしたら子供が押し込まれてしまうのを飛び上がるほど嫌がるような場所も必要だ。大人の威厳を保てるような。北海道での子供時代。「室(むろ)」に入れられるのが怖かった。暗いその隅っこにはひょろひょろと芽がのびたジャガイモが転がっていて、それはもう「絶対に悪いことはしない」と誓わされるのに十分な空間だった。そんな場所もプランに入れておく。


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