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●2010年03月06日(土)

昨日の啓蟄びよりとはうって変わって寒い一日。薪ストーブに火を入れる。3月にもなると火を入れたり、様子見をしたりの日が続く。焚こうか焚くまいか。ノッキング状態が続く。蓄熱している室内の温度をキープするためには焚くことを選択。今シーズン途中で仕入れた薪もそろそろ残り少なくなってきている。低温焚きに腐心する。午前中。知らない電話番号のコールが鳴る。相方が出るとサンスケ仲間Yさんへの設計依頼電話の模様。聞くと昨夏のサンスケに来場しYさんの応対に惹かれた方から事務局の当社に電話を入れてきたという。一昨日夜更けまで呑んだYさんへ報告。うれしい実りだ。種まき当初はわからないが着実に実をつけているのを実感する。続けていくことが大切だと思う。その後終日、2件のプランニングを同時進行。寒い日でも夏のことを想いエネルギー消費の少ない風の建築を思う。暖かい冬のローエネルギー建築は手中にあるからだ。

●2010年03月07日(日)

恩師から気にかけている建築家が逗子でオープンハウスをやるという案内をもらっていたが、どうにもやりくりがつかずに断念。午前中いっぱい使ってプレゼン資料のまとめ。午後一。片瀬山。2週間前に提案していた計画案。依頼者の中で発酵していたらしい。マイナーチェンジした再提案の内容にもすんなり。すっかり第1案に住み込んでくれているらしい。あとは予算が合えばソフトランディングできる模様。しっかり建て主をサポートしていきたい。夕まずめ。氷雨の中。近所の河口に行くも手がかじかみ10投ほどで退散。それでも、一日の終わりにロッドを振るとすっきりする。天気予報はみぞれになると言う。そりゃそうだ。明日は上棟。天気予報は曇りのち晴れ。本当か?

●2010年03月08日(月)

まだ暗い明け方、窓の外を見てみると雨が上がっている。雨上がりの夜空に♪。平塚の建て主。キャンプ仲間だった。その頃から「晴れ女」と言っていた。雨のキャンプもあったようなと思っていたが、たいしたもんだ。3/8の上棟日が決まったときから天気はぐずついていた。二日前。工務店監督から「雨天決行で行きます!」と宣言があった。本当に不安定な日々が続いていたので、その宣言は関係者の心を決める意味で潔い宣言だったのだ。とにもかくにも晴れたので現場にすべてを任せ、午後一現場に向かう。図面で描いていた以上にその現場は大きく感じた。このプロジェクトの経緯と想いのつまった建て主からの挨拶をもらい。私が2010年3月8日のサンパチはこのすまいがおぎゃーと生まれた誕生日です!と挨拶し乾杯。ご祝儀が関係者に配られ、鳶から木遣りが返礼される。地鎮祭の時は神主の声。上棟に鳶の唄声。現場に声が響き渡ると一層に清められるような気がする。生きることも建築することも「気」が大事。ポジティブシンキングでいくのが大切。うまくいくような気がしてならない。私渾身のエコハウス。5月竣工。

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※ 小田原式鳶のきやり
 2010.03.08 平塚にて

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