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●2010.03.19(金)

大干潮の日。葉山では13:10。中潮ではあるがもっとも潮位が下がる時間。この日は満潮と干潮の潮位差が110cmもある。普段海の中にある岩礁帯もあらわになるのだ。この時期ワカメを収穫するのはもちろんのこと、普段イメージしていた海底の様子を確認する良いチャンス。仕事の手を休めてチェックに行く。

●2010.03.20(土)

午前中片瀬山。修正プランと概算の提案。どちらも二度の修正で落ち着きどころが見えてきた。お見合いは成立するか。午後。現場打ち合わせ。メールと電話での質疑応答だけでは見えてこない部分が露呈。早々に発見できたので対処願う。緊張感を持って監理しなければ。

●2010.03.21(日)

海は大時化模様。台風の様相で荒れ狂っている。「明日は海が時化なので打ち合わせできます」と前夜に電話が鳴った。打ち合わせ前、逗子の土地を視察。道路との高低差が5M近くある。宅地造成は必須。土木から建築計画することが肝要かと。地下1階地上1階建てで構成することがコスト・暮らしの両面で健康的かと。

●2010.03.22(月・祭)

横浜の計画。3世帯重層。それぞれ独立住居とするので共同住宅扱いとなる。まずは銀行の融資を確定させるためにたたき台のプランを作成。エネルギーを浪費せず快適な夏を過ごすために微風を絡め取るウイングを構造体にしたい。スタディを重ねる。

●2010.03.23(火)

現在、見積もり中の葉山・風の建築。今回の環境建築にはベストかと仮採用した地中熱利用の蓄熱式床暖房の営業と打ち合わせ。土中2M以下は地上の温度に影響を受けにくく、ましてや建築の真下では温度変化が少ない。その変化しにくい温熱環境を利用して生活に役立てようというもの。是非採用してみたい。

●2010.03.24(水)

鎌倉。改修案件。改修後はそこの住人だった作家にちなんで集会施設とする予定。しかし、用途変更の手続きをしようと市役所で協議するも暗礁に乗り上げる。用途変更ができない地域だったのだ。住宅としての主要用途を変更せずに多目的に活用していく道をさがすしかない。寒い一日。暗くなるまで現場で多岐にわたる打ち合わせ。

●2010.03.25(木)

鎌倉。ネイチャーライフ・ビレッジ。スタディ。土地の有効活用を模索するとどうしても現在建っている一軒の借家がネックになる。スクラップ&ビルドはもったいない。何度も牽き屋を模索していたがこれはという業者が探せないでいた。最後の手段。ネットで探る。いちげんさんでも快く請けてくれそうなところとコンタクト。

●2010.03.26(金)

横浜。風の重層住居。全体が見えるも道路斜線が計画にジャブを出してくる。うりゃと天空率でチェック。スタディ案どおりでは天空率もアウト。ウイングデザインを崩さずに天空率をクリアするように微調整を重ねる。落ち着くどころが見えてきたところでプランの修正を重ねる。

●2010.03.27(土)

鎌倉。ネイチャーライフ・ビレッジ。プラン打ち合わせ。この案件が動き出してから早7ヶ月。これまでは、土地の活用方法、敷地境界線を確定するための準備などを進めてきていたので、建築的な話しは初めて。借り手が魅力と感じるすまいのアイテムをブレスト。菜園、薪ストーブ、囲炉裏、様々な作業ができる土間、ノー化学物質空間、微風を絡め取るさわやか住居、四季を感じるバスルーム、集えるアイランドキッチン。みんなで使える共同バーベキュースペース。こんな賃貸住居村があったらどうだろう。



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