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17年くらい前に自作したダイニングテーブルを磨く。葉山に越してきたときに大きめのテーブルが欲しくなり材料を自分で調達し自作した。材料は、米松の断面サイズ120×60の構造材。材料価格は2〜3000円ほどだったと。それを7枚合わせて下からビスで縫ったもの。質実剛健きわまりない無骨なそれは我が家にマッチして17年一緒に暮らしてきた。ほとんど物置台、最近ではダイニングMacのテーブルとして脇役に徹してきたが、ちゃぶ台ライフもそろそろダイニングテーブルライフにしたいと思い主役の座を与えることにした。

電動サンダーでぐい〜んとやり始める。500番程度のヤスリではなかなか進まない。小一時間格闘した末に建材屋に行くことにした。米松のあぶら分が強く、もっと荒い目の紙ヤスリでぐりぐりやらないと下地が出てこないのだ。才籐金物へ行き40番、100番、320番の布ペーパーを仕入れてきた。40番の粗めでやるとぐりぐり下地が出てきた。どんどんきれいになっていく。17年の我が家のシミが粉となって宙に舞う。無垢材はこれができるので良い。日も暮れかけた頃にはすべすべのはずかしそうな肌が表れてきた。仕上げに天然密蝋系のエコワックスを塗り撥水効果を高めた。

ダイニングテーブルのリニューアルが終わりその夜から我が家の主役となった。それまでのダイニングリビングちゃぶ台のあるところにはTVがあるがダイニングテーブルのところにはTVがない。TVを観ないで食べる家族との食事はやはり良い。テーブルの端っこにMacBookを置きiTunesでReligious→Christmas。ちょっと早いがなかなか良い。米松をがっつり削ってエコワックスを塗ったむっく無垢のダイニングテーブルは醤油なんかをこぼしても全くノー問題だ。シミなんかできるはずもなく良い感じでデンとしている。

▼Before
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▼After
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