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今週月曜日。ひさしぶりにタクシー。バスの終電に間に合わなかったのだ。その理由は、あるプロジェクトで旧友の知恵を借りるべく大井町で酒を飲んだからだった。その大井町。たしかに10年前も同じ横町に行っていた。そのときは、葉山に帰らずに、旧友が住む府中へとおぼつかない足取りでかえっていったような。気がする。

その10年前も、この街、いや横町は生きているなあと思った。かっぽう着を着たおばちゃんたちが、酔っぱらいを相手にてきぱきと客あしらいをしているのが印象的だった。今回の大井町横町では、つけまつげばりばりの二十代の女の子が客の空気を読まないまま、ばりばりとさばいていた。50過ぎの旧友と50直前の私を前に、コロッケうまいですよ=!(きらっ)ってやられても。もう。油ものはね〜。と。笑って切り返すしかなかったものなのでした。もうすでに、おばちゃんかしている娘たちはいきいきしていて、10年前のほんとのおばちゃんたちとそうそう変わらないように見えたのは面白いことである。

しかし。だ。大井町でかる〜く飲んだ後。私は三浦半島へ、旧友は府中へ。そのために2人で品川まで出た。旧友はホームから電車へ。私は乗り換えのために一度スイカを使う。出たあと。小腹が空いたので、思い当たる店へむかう。そのラーメン屋ののれんをくぐると、聞き慣れない言語が飛び交っていた。中国語?イスラム圏?安いラーメン屋は、ストレンジャーの集会所と化していた。ふうとのれんを出て、駅の反対側に行ってみた。その途中に「小諸そば」でもあればこれ幸いとおもいきょろきょろするが全くその気配はない。最近その某プロジェクトで都内に出向くことが2〜3度あるが、立ち食いそばの店はほとんどなくなりましたね〜。ほんとに。かつて都内勤務していたおぢさんとしては悲しいくらいにちょいと小腹を満たしたいと思ったときのアレがなくなっているのですよ。

大井町のおばちゃんが、60代から20代に変わってもきちんとおばちゃんが残っているように、小腹が空いたときのおぢさんたちがちょいと食えるような場所は駅の一角に残しておいて欲しいなあと思いました。きっと、そんなことを思っているおぢさんたちは多いのではないでしょうか。まあねえ。

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