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あと、数十分で満50歳を迎えます。いよいよかという気持ちです。40歳になるときにはあまり感じませんでしたが、もう人生の峠を過ぎ、ゆっくり下りゆくのか、はたまたまだまだ登ってゆくのか。いろいろと考えさせられます。仕事的にも精神的にもまだまだ登り詰めてゆきたいと思っています。でも人生80歳とすると、あと30年しかないので、半分は残されていないのですね。考えることが多いです。

最近の健康診断では、メタボという基準がありそれにひっかかるといろいろ生活指導と称してごたごた言われます。私は生まれてこの方健康診断の時、標準体重というのを経験したことなく、どんなときもいつの時でも、ちょいと肥満気味というレッテルを貼られてきました。それが、昨年あたりから、あと3キロほど減ると標準ですねというレベルまで近づいてきました。それは、4年ほど前からの規則正しい食生活と今年の夏の暑さの中の自邸改修DIYのおかげで身長マイナス100=体重になってきていたのです。しかし、今年の冬初めて体験しているのですが、とても寒いと感じています。つい2〜3年前までは冬にジーンズだけで外に出てもなんてこと無かったのですが、今年はとにかく寒いのです。特に足回り。おそらく、体重減とともに脂肪が無くなり、寒さがダイレクトに染みいるようになったのではないかと感じています。健康的な体重は寒いんですかね。年齢を重ね、体の変化も感じる今日この頃です。

また、特に50才代で楽しみなのは、「建築家は50を過ぎてやっと一人前」という風評です。肩の力も抜け、私よ!私よ!というデザイン的なマーキング行為も卒業し、良い塩梅に設計依頼者と向き合えるようになるということなのかととても楽しみにしているのです。4年ほど前、N響のバイオリニストと話したことがあるのですが、奏者は50歳で教育に専念して後継者を育てるんだと言っていました。私が建築の世界では50歳過ぎてやっと門前の小僧を卒業して一人前扱いされるんだと話すと「それは指揮者の世界だね」と言っていました。小澤征爾さんは今でも必死に何かを求めています。私もそんなように死ぬまで熱く登り続けていきたいなぁとN響のバイオリニストさんと話ながら感じていました。おそらく、明日になっても基本的には何も変わらないのでしょうが、きっと何かが変わるようにどん欲に生活してゆきたいと思います。どしどし、設計依頼を投げてください。ひとかわもふたかわもむけた佐山希人が相談に応じます。私が産まれたとき父が「富士を見れ。希なる人の心気高し」という言葉を私にくれました。どこまで登れるかわかりませんが、まだまだ登り続けてゆきます。


▼ コメント(2)

50歳おめでとうございます。
わたしは丁度40歳です。
この歳になってようやく、年をとる事の面白さに気が付いた気がします。
50歳、いい年齢ですよね。

40歳という年齢は、人生まだまだはじまったばかりだな?というところ。(笑)
出発地点に立つのに、40年かかってしまいましたよ。
これから登山口から登り始めて、50歳では何合目までいけるのでしょうか?
楽しみです。
そのうちまた設計依頼しますね。
おそらく50歳になる前には(笑)
私が言うと、現実しそうでしょう?
きっとお願いしますよ。
これからも元気で活躍してくださいませ!

たしかに。りんさんに言われると実現しそうですねえ。
それは、毎日が現実でありきちんと生きているからであり、だから真実みがある言葉だということでしょうね。
たまにりんさんのブログに遊びに行ったり、キャンプであそんだりしていると、元気をいっぱいもらいます。
そんな場所で、ありがとうとは言わないですが、いつも元気はもらっています。

コメントありがとうございました。
そして、いつもありがとうございます。
設計依頼期待しています…(爆

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