とうとう先月、2006年モデルのMacBook(WhiteBook)が起動しなくなった。MacオンリーのPC環境の中で唯一Windowsを入れていた。会社用の口座をネットで管理するためにはMacOSでは不可能だったのだ。その白本、この夏電源アダプタのあたりにコーヒーをぶちまけてしまい一度起動しなくなっていた。いちかばちか、2〜3日乾燥させて起動させると見事に復活したのだ。その時点で、いつ起動しなくなってもいいようにバックアップと心づもりだけはしておいた。やはり。9/末、白本が起動していた状態でシャットダウンし、それ以来再起不能となったのだ。
私のメインワークマシンは、iMac(20-inch,Early 2008)でハードディスクが250GB、メモリーが1GBと現在のアプリケーション環境では非力だった。OSもMacOS 10.5.8で、この際MacOS 10.8 MountainLionにバージョンアップしようと企んだ。また、1台のみのワークステーションではいざという事態に備えられないので、iMac(21.5-inch,Mid 2011)を追加しデュアルiMac体制で臨むことにした。今までのメインマシンiMacはサブに位置づけブートキャンプでWindowsXPをインストールし、新iMacは仮想環境でWindowsXPをWinのバックアップ用としてインストールすることを試みた。一通りインストールが終わり、口座のセットアップまではそれはそれは長い道のりだったのだ。備忘録としてメモしておく。
●MountainLionにWindowsXPをインストール
・OSを10.5.8(タイガー)から10.8.2(マウンテンライオン)までは、一気にバージョンアップできなかった。まずは、10.6(スノーレパード)にアップし、それからアップルストアから10.8.2(マウンテンライオン)を有償ダウンロードしインストール。スノーレパードは、iMac(2010)に付属でついてきた未開封のインストールDVDを使用した。
・10.8.2(マウンテンライオン)のアプリケーション→ユーティリティ→Boot Campアシスタント(5.0.0)を起動し指示に従い進めていく。するとBoot Campアシスタント(5.0.0)では、WindowsXPをサポートしていないことが判明。ググると、スノーレパードあたりまで戻り再度ブートキャンプにてWindowsXPをインストールするのが良いらしいとわかる。また、この際、データはすべて外部ディスクにバックアップしているので、クリーンインストールすることに。
・MacOS10.6(スノーレパード)のインストールDVDを入れ日本語を選択し、メニューバー→ユーティリティ→ディスクユーティリティを開く。該当する内部ハードディスクを選択し、消去する(クリーンインストール)。その後、インストーラーを開き、MacOS10.6をインストール。
・MacOS10.6にて起動し、アプリケーション→ユーティリティ→Boot Campアシスタント(3.0.0)を起動し指示に従い進めていく。パーティションを割り当てる際、Win用に8GB程度を割り当てる。これは後に、WindowsXP SP2をSP3にバージョンアップする際にディスク容量が小さいとはじかれる。再度、ハードディスクを消去し、パーティションを30GBに設定しWindowsXP SP2をインストールする。一通りXPのインストールが終わり、MacOS10.6(スノーレパード)のインストールDVDを入れ、WindowsXP SP2へBootCampのインストールを行いWindowsXP SP2のブートキャンプ版が完成する。
・口座を管理するためには、WindowsXP SP2はNGで、WindowsXP SP3が必要なので、ブートキャンプのWindowsXP SP2でWindowsXP SP3のバージョンアップを試みる。これが何度やっても途中でNGとなり、インストールが終了しない。Windowsのダウンロードセンターに行き、WindowsXP SP3のインストーラーをダウンロードし試みるも途中で終了。ググると、ブートキャンプでのバージョンアップは、ある一手間が必要とのこと。以下、アップルサポートから引用。
「Boot Camp 3.0 (Mac OS X 10.6 Snow Leopard に付属) を実行中の Windows XP コンピュータに Service Pack 3 をインストールしようとすると、以下の「コピー エラー」ダイアログボックスが表示されます。ファイル osloader.ntd のコピー中にエラーが発生しました。ファイルをコピー先ディレクトリにコピーできません。[再試行] をクリックして操作を再試行するか、または [キャンセル] をクリックして操作を取り消してください。」
サポートの通りに実行して無事にWindowsXP SP3でバージョンアップ終了。
・また、口座管理するには、ブラウザをIE6(インターネットエクスプローラー)よりもIE8へバージョンアップする必要があった。はたまた、IE8のインストーラーを起動させるも途中で中断。ググるとやはり同じ状況を皆経験している模様。私は、「WindowsXP をクリーンブート状態で起動させ、IE8をインストール」という方法で切り抜けることができた。
ここまで到達するのに、まるまる三日くらいを費やしてしまった。やれやれだ。
仮想環境にWindowsXP SP3をインストールする方法は、次回に書き留めます。こちらは、割と簡単に最後までインストールできました。
左が仮想環境のWindowsXP SP3。右がBootCampでのWindowsXP SP3。
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