先日、TVのニュース番組に珍しく建築家安藤忠雄が出演していた。
私がとっても尊敬し、かつ大好きな建築家だ。
コメンテーターが安藤忠雄に話を向ける。
『自分の造ったものがず〜っと残っていくって、建築家にとってうれしいことですよね』
『こわいことですよ。完成した瞬間から住み手あるいは使い手の手にゆだねられる。丁寧かつ管理が行き届いて使われていればホッとしますが、そうじゃない場合もある。何年もたってから行くのはホントに勇気がいります。』と安藤。
妙に納得。
2002年に、九州福岡市で携わった仕事に『那珂川町。木・風・不入道牧場[No.27]』がある。もともとこの建て主とはネットで知り合った友人だった。福岡まで遊びに行くうちに親しくなり、すまいづくりまで参加させてもらうことになった。完成してから、もう2年半。久しぶりに、建て主の奥様が運営されているサイトにおじゃますると、完成後四季折々すまいの様子が記録されていた。じっくり見ていると、とても愛していただいているのがよくわかる。心のこもったすてきな記録だ。
福岡は、2005年に入り福岡県西方沖地震が発生している。そして、『記録的な』がつく大雨も多い。すまいそのものは全く心配していないが、予測不能な事態が起こることだけはあってほしくない。やっぱりこの仕事『うれしい』ことも多いが、『こわい』ことも多いのだ。
心のこもったすてきなすまいの記録は↓こちら。
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わー素敵なフォトカード!
と思ったら、ぬぁんと、我家のシェパじゃあーりませんか!
白々しい?(^^;
我家をご紹介くださいましてありがとうございました。
この家と暮らし始めてもう二年半経ちました。
既成のありきたりな家は年月が経つと古くなるだけですが、
ごろんさんの造る木の家は住めば住むほど味わいが出てきて。
家が人間に馴染むと言うか、人間が家に馴染むというか、
時が経つにつれ、家と一体化していくのがわかります。
それがとても心地良く、先々がもっと楽しみです。
家も生きて成長してることをつくづく実感させられます。
この家がとても愛しいです。
あー つい真面目な本音のコメントしてしもたー
うれしいコメントありがとうございます。orz
あのコーナー(yamagurasi)の写真とコメントは淡々としているのですが、とても雄弁に山暮らしを表現しているのでついつい引き込まれてしまいました。
山暮らしの『喜び』『不安』『よかった』『後悔』いろんなことが入り交じっているようじ感じられました。
「緑に映える朱御殿」をイメージしてデザインしましたが、「白い山にたたずむ朱御殿」まではさすがにイメージできませんでした。
きっと、暴風雨に立ち向かう姿もあるのでしょうね。
これからも、あのコーナー楽しみにしています。