050814_header.jpg

昨年春に青春時代にあこがれたスピーカーアルティックのA7がやってきた。
私のリスニングルームは基礎の中。通常の基礎では建物の重量や地震に対して建物を維持出来ないために1M以上深く掘り下げてある。正確には1.6Mほど。オーディオ熱が再燃する前は床下物置として機能していた。屋根裏のロフトならぬ床下のロフト=秘密基地なのだ。基礎の中ということは、床・壁の5面はコンクリート。コンクリートの外は土。すなわち音響的に音の逃げ場は天井(1階の床)しかない。
このことは、オーディオ環境的にどうなのだろうか。音が抜けていくチャンスがないのだから内部にはね返ってくることが想像出来る。ということは、リスニングルームの中は音の渦。波長のうねりの中で音楽を聴くことになる。

A7がやってきた当初、まだ雑多な物置の中にA7をやっと置くという環境だった。うれしいこともあり、耳を怪我するほど大音響で音を浴びていた。耳を怪我するというと大げさに聞こえるかもしれないが耳鳴りが2〜3日続くのだ。毎日オーディオを愉しむというよりは、ストレスがたまりなんとかリフレッシュしたいときに地下の秘密基地にこもるという感じ。週に多くて2回。だいたい週1回程度。普段仕事をしているときのBGMは、Mac+BoseでiTune。

このころは、とても良い感じでシステムが鳴っていた。
しかし、昨年夏に思い切って物置仕様を完全リスニングルーム仕様に変更した。それからというもの、なんだか低音の調子が今ひとつ納得いかなくなったのだ。雑多なものを排除したので、単純に都合良く吸音していたものが無くなったせいなのかとも思っていた。今年の6月にプリアンプも新調したことなので、本格的に低音の吸音を検討してみることにした。で、石井式リスニングルーム理論を再度見直してみた。問題意識があって見直すと、今までは見過ごしていた仮説が目に止まった。それは、部屋の縦横4分割するライン上に定在波が存在するという仮説。低域伝送特性の最初のページから読む場合はこちら
なにか、ぴんと来るものがあった。雑多な物置状態の頃と現在では配置が若干違う。うまくいけば低域の不満が解消出来るかもしれないと思った。ということで、早速やってみた。


▼2004年5月当時。まあまあの音だった。

050814-1.JPGこれはA7がやってきた当初の状態。天井高さは梁下で1.4M。高いところで1.6M。まるで秘密基地。

▼2004年5月当時の平面図

050814-a1.jpg茶色い部分が本棚やら雑多なもの。青い部分がリスニングポイント。

▼2004年8月に改装。低音がだぶつき気味になる。

050814-2.jpg壁面に吸音効果を狙い、断熱材(サーモウール)と本棚を設置。天井には縞状に吸音材(サーモウール)を設置。

▼2004年8月から昨日までの平面図

050814-b1.jpg改装前に比べて、広々とすっきりしている。

▼2004年5月当時の平面図に定在波のラインを入れてみる

050814-a2.jpg雑多なものがあったおかげで、たまたま定在波のピークラインからはずれていたようなのだ。

▼2004年8月〜昨日までの平面図に定在波のラインを入れてみる

050814-b2.jpgまあなんと!このピークラインは仮説とはいえ、どんぴしゃり定在波ピークのライン上で聴いていたことになる。


ということで、早速ピークラインをはずすべくセッティングをいじってみた。

▼2005年8月14日セッティング調整

050814-c2.jpg赤の定在波ピークラインをはずしつつ、スピーカーとリスニングポイントの正三角形を最大限にする方法を模索。

▼こんなかんじ。

050814-3.jpg聴いてみると、低音のボワンボワンした感じが無くなったような気がする。さらに、へんな高音のピーク音も消えたような。部屋に対してシンメトリーでなくなり、なんとも落ち着かない感じがするが低音はすっきりとした。と思う。(ちなみに左上の開口部からこの秘密基地に降りてくるのだ。)


おそらく、「信ずるものは救われる」的な気のせいもあるのかもしれない。しかし、自分の耳を信じたい。この話を聞いて「あっ!」と思われた方はやってみると良いと思います。だめならだめで良いじゃないですか。お金がかからないことなのだから。道楽だし。


[2005.08.15追記]:
実は、この記事を書いた後も、いろいろ試行錯誤していました。
それで、不思議なことがあったので追記しておきます。

050815-1.jpgこのリスニングポイントの1と2で音の聞こえ方が違う。頭をおおきく左右に揺らすだけで聞こえ方が違う。なんだか違和感が。それでモノラル版を聴いてみるともっと顕著に。

050815-2.jpgモノラル版では、基本的に左右同じ音が出てくるはずなんですけど、右側の音がさっぱり。特に高音があれれ?と思うくらいにおとなしくなってしまう。おそらく理由は、青い点線に囲まれた部分は、定在波のもっとも小さくなるところ。(たぶん)したがって、右側のスピーカーの音がうんと小さくなってしまうのかもしれません。

それで、早速今日の仕事が一段落したので、またセッティングを変えてみました。
当初、A7がやってきたときのレイアウトに近い配置に変更。

050815-3.jpg今度はおおざっぱにではなく、左図のようにスケールを当てながら慎重に変えてみました。すると、低音は引き締まったまま、高音も左右対称に聞こえるようになりました。微妙なんですねえ。セッティングって。これで、頭を左右に揺さぶってみても聞こえ方は大きく変わらなくなったようです。しかし、頭を前後に動かすと微妙に音の聞こえ方が変わるようです。まあ、音楽を気持ちよく聴くっていうためには大きな差はないのですが。


セッティングが終わり、高校生以来一度も針を落としていなかった「音楽の捧げもの」(バッハ:演奏、グスタフ・レオンハルト+クイケン3兄弟、他)を出してきました。レコードを取り出すとまあまあの状態。早速、針を落とすと、ザ・ザ・ザ・・・。そういえば、高校生の時、レコードに付いた汚れを取りきれずにお蔵入りしていた盤でした。昨年レイカというクリーナーと出会ったのでしっかり汚れを落としてやりました。すると、見違えるようになり、片面をしっかり聞き込んでしまいました。セッティングもほぼ決まり、これからは音楽に没頭出来そうです。
クラシックもジャズも、クリエイティブな刺激をつんつんしてくれるので、たまに浴びるといい刺激になります。『音楽って、ほんと素晴らしいですねえ。』(水野晴郎風。ちゃんちゃん!)

▼ コメント(28)

これで、筒井康隆の「家」を聴くわけですね。
う〜ん、なんともはやw
楽しみになってきました。(NJQ(Newyork Jazz Quartett)ももっていかにゃ〜

チェック用に落語も聞きますよ。リアルになってくるとやっぱりプロジェクターを導入したくなってきますねえ。
葉山のうみごやがあるうちに決行しましょう。

A?7は僕が一番あこがれのSPです。
すごく羨ましい。

家にも導入したいのですが、設置場所やコストの面で
かなり難しい。

秘密基地があるのも、これまた羨ましいです。

A?7は大学の頃、数々のJAZZ喫茶を廻り、
JBL、オリンパス等々のSPを聞きましたが、
何処か忘れましたが、地下のJAZZ喫茶で聞いた
A?7にあこがれ、未だに導入したいと考えています。
入れに設置するとリビングがなくなりそうな。。。

MILESがミッシェル・ルグランと一緒に録音した
BIG BANDもの何かも迫力がありそうですね。

何故、今さらA7なのかと言うと、たまたまパートナーの構造設計者とオーディオの話になって(この話が最近できる人はほとんどいない)昔A7を使っていたという。やっぱり、A7を使うってことはホンマもんの道楽もんだと思ったのです。あんな化け物みたいなSPを所有すること自体もうすばらしくアホですからね。(笑
ある意味、本物を自分の体験の中でデフォルトとして持っていないといつまで経っても一線を越えられないという後ろめたさもあって。
だから、過去の実体験としてA7の記憶がなかったんです。
でも、幼稚園時代、親の仕事の関係で毎日通っていた映画館の音の記憶はあるんです。毎日3時間くらいそこで時間をつぶしていた。真っ暗な中で、高倉健や石原裕二郎なんかの怒鳴り声や効果音をドキドキしながら聞いていたんです。なんというか、がらんとした映画館全体が箱鳴りしてしまうような独特の音。
きっと、A7だったんだと思います。うちにA7が来てそんな記憶が蘇りましたもの。

実際、ウーハーが入っている箱を拳で叩くとコンコンする。けっして堅く造られたJBLの箱なんかとは全然違うんですねえ。音量を上げると、箱鳴りがする。これがドラムやウッドベースの音に生々しさを加えている。スピーカーって楽器と同じって言われるのがよくわかります。Boseは電子楽器、JBLはぞうさんやギブソンの335、A7はアコースティックって感じですかねえ。

>A?7にあこがれ、未だに導入したいと考えています。
家族の理解があって実現出来るものでもありますね。

>プロジェクターを導入したくなってきますねえ。

プロジェクタ、いいですよ?(ここで買え買え団の歌)。
落語だと差しでみっちり聴くような気分になるんじゃないですかね。
こちらはお盆過ぎると大分涼しくなりますが、映画鑑賞会でもしませんか?

>本物を自分の体験の中でデフォルトとして持っていないといつまで経っても一線を越えられないという後ろめたさもあって

僕もそう思います。自分がベストと考える物を一度体験しないと、
納得出来ません。

僕が722のマッキントッシュタイプを選んだのは、録音空間自体を再現したいと考えたからです。それが、スタジオや、ホールや、教会等の空間の大きさ、材質、空気や光を、疑似空間なのでしょうが再現したいと。

また、生楽器のノイズを再現出来る様にオーディオ装置をセット出来る様に考えています。サックスのバルブを押さえる音とか、ピアノの鍵盤をたたき、指を離す際に生じるノイズ、バロック・リコーダーの孔を指で押さえる音などを再現したい。それを含めて生楽器あると思います。人間臭い音楽が聞きたいと思います。

spのセッティングだけでも色々と聞こえ方が違い面白く興味が尽きませんね。

>うにゃさん
映画鑑賞会でもしませんか?<いいですねえ。是非ダスティンホフマンの卒業が観たいです。『エッレ〜〜ン。エッレ〜〜ン(ガンガンガンッ!』。
葉山の夏ももうそろそろです。

>濱さん
空間の大きさ、材質、空気や光を<ああ。そういう視点もあるんですね。なんとなくマッキンタイプを選ばれたのがわかるような。全体の空気感。一方、私は音と音の間の空気感。
濱さんは山を観て音楽を楽しむ。私は木を見て音楽を楽しむ。どちらも森を楽しむんですけど、アプローチが違うだけ。(ちと、無理があるか!)

人間臭い音楽が聞きたい<所詮人間がつくるんですから。造ったり演奏したりする人の人柄がにじみ出てくる音楽に惹かれますよねえ。

>是非ダスティンホフマンの卒業が観たいです。

わたしゃようやくスターウォーズでのデススター攻撃シーンをお茶の間で再現出来ましたw


>それを含めて生楽器あると思います。人間臭い音楽が聞きたいと思います。

濱さんに同意です。(思っていることとか全く違ったりしていたら申し訳ないですが・・・)
わたしはピュアオーディオは底が浅いのですが、CDとかで適当に聴くBGMとかでも、ピアノの打鍵音とかベースの弦が震える音とか木管のタンポがパカポコ鳴る音とか収録されていると、よりライブ感が増すと思いますです。
自分で管楽器など演奏するとよくわかるのですが、バルブが擦れたりするノイズを聞きながら演奏しますし、聞こえた方がよりリアルだと思います。
CDとかの商品としてはクリアな音を求めるのでしょうが、クリアであればあるほど嘘くさいと思うのです。
聴く人によっては楽器が放つノイズも音楽の一部だったりもしますし。

僕はジャズが好きで、コンサートやライブハウスに
行ったりするのですが(この頃はトンとご無沙汰です)、
狭いライブハウスでもPAを通しての演奏は残念です。

あこがれのミュージシャンが動いているのを観るのは
楽しい事です。とてもミーハーな事ですが、人がそこにいる
事の迫力はすごい物だと思います。女の子達がアイドルを観て
涙を流す事は、僕には共感出来る所です。
演劇や落語もそうなんでしょうが、そこに人がいて、その場を共感出来る事は感動させられる事だと思います。

楽器のノイズは、録音された空間の中で、その演奏者の動きを推測する手がかりになりますし、もちろん うにゃさんが言われる通り、生楽器の魅力だと思いますし、その楽器の特徴の一部だと思います。

真空管アンプはそれらのノイズを自然に再現する装置であるように思います。少し話は矛盾するのでしょうが、MILESのAGHARTの様な電気楽器を使った演奏でも、MILESがオルガンの前で他の演奏者に手を振って合図を送っているのが分かるほどです(まあ、天才のすることですから別の話なのでしょうが)。

SPのセッティングでも、少し内側に向けるとか、外側に向けるとかでも演奏者との接点が変わるところがオーディオの面白いところだと思います。音を解析的に鳴らすのではなく、演奏者が其処にいて
呼吸をしているのを感じられるようにしたい。

>楽器のノイズは、録音された空間の中で、その演奏者の動きを推測する手がかり
>演奏者が其処にいて呼吸をしているのを感じられる

実はこの辺のニュアンスを再生音楽からつかみ取るというのは結構困難なんですよね。普通のラジオやミニコンポからは聞こえてこない。本当は入っているだろうレコードやCDからもっともっと音源をむさぼりたい。こんな欲張りの結果がピュアオーディオに走らせている原因だろうなと思います。

だから、もしプロジェクターを入れて音がいいライブなんかを映像と一緒に観てしまうと、音楽再生装置はそこそこでも良いかもしれない。想像する前に目の前で見えてしまうのですから。

僕は高価なオーディオ装置をそろえるよりも、
一枚でも多くのCD、レコードを聞きたいと思います。

SP1本で、monoレコードを聞いたとしても、
そこに人が居て演奏している事を感じたい。

昨今はスタジオの中でつぎはぎだらけのデジタル・音楽が
作られる事が多いと思います。良いとこ取りの。
ミスノートや、1カ所、2カ所落としたとしても、
熱も籠もった音楽の方が好きです。

>高価なオーディオ装置をそろえるより
これは同感です。

>熱も籠もった音楽の方が好きです。
知っているかもしませんが、「スターダスト」(ライオネルハンプトン)良いですよ。
マイク一本採り(タモリによると)、かつモノラルなのですが、非常に臨場感たっぷり。
性能や数値に表れない音楽の楽しさ、ライブの楽しさ、アンサンブルの妙味が凝縮されています。

>だから、もしプロジェクターを入れて音がいいライブなんかを映像と一緒に観てしまうと、音楽再生装置はそこそこでも良いかもしれない。想像する前に目の前で見えてしまうのですから。

ピュアオーディオとオーディオビジュアルは、似て非なるものですし、それはそれで奥が深かったりもします。
映像や音と部屋大きさの兼合い・前後左右360°のバランスとかスクリーンの生地の選択など色々あって・・・
大きければ・高価だからってのが当てはまらなかったりもします。
絵や音に酔えるのは共通しているかと思いますが、こっちの世界も、なかなかおもろいです。

>こっちの世界も、なかなかおもろいです。
誘わないでください。川の向こうはお花畑に見えてきます。^^

うにゃさんも知ってるけど、5年ほど前、女将さんのところで留守番してたとき、なにげにプロジェクターと5.1chをONしたんです。たまたまTVでやってた「男はつらいよ」の寅さんの後ろをおまわりさんが通るシーンがあったんです。ちりんちりんって。その臨場感がリアルでびっくりしました。音がちゃんと寅さんの後ろにまわってる・・。セッティングが良かったんでしょうね。プロの友達がセッティングしてったって言ってたから。

プロジェクターは最近、すまいの中でも多方面に使われるようになってきたみたいです。『観る』『聞く』いわゆる鑑賞するのとは別に癒し系として『バックグラウンドビジュアル』。壁面に水面のゆらぎを映し出すとか・・・。家の中でも、バーやラウンジの感じ。

ハンプトンも良いですね。
僕は、ハンプトンとアート・テータムの競演LPを持っています。

なかなか映像までは手が回りませんが、
非常に興味は引かれます。

この間iPodを買いました。
学生の頃ウォークマンを初めて買って、聞いたときの
感動が蘇ります。

音楽が身近にあるのを感じます。
街の中で自分の好きな音楽が
頭の中でなっています。

>ハンプトンとアート・テータムの競演LPを持っています。
スターダストは別格みたいですよ。糸井&山下&タモリのライブで一番お勧めの奴でタモリのお薦めでした。即刻買って聞いたら涙が止まりませんでした。まじ。

>この間iPodを買いました。
えええええ!買ったんですか!わたしもほすい。

>街の中で自分の好きな音楽が頭の中でなっています。
大学1年生の時、ウォークマン買いました。目の前の街や人が全部、BGVに変わるんですよね。こっちのBGMに合わせて。
こりゃすごいや!って思いました。


うううん。別の話題で書こうと思ったんですけど、SV722(真空管プリ)導入したでしょ。そしたらTU-875あまったんですよ。
ふふふ。
それをMacとBoseの間に仕込んだら、まあなんと!iTuneのしゃりしゃりしたのがなくなって、仕事のBGMも『まったり』良い感じなんです。中域が生き生きしてきて、音を絞ってもボーカルがぴっしり!真空管おそるべし!安くても真空管は人間の耳にフィット。
iPodで真空管。これって本物かも。

>学生の頃ウォークマンを初めて買って

わたくしは高校2年の頃でした。ウォークマンIIだったですかね。
聴くのは殆どYMOだったですがw


>なかなか映像までは手が回りませんが、

映像とマルチチャンネル環境が有っても、2chで録音されたものは2chで聴くのがやはり自然な感じですね。
バーチャルサラウンドは嘘くさくて邪道な気もします。


ライオネル・ハンプトンで反応してしまいました。
手元にあるのは、Aurexジャスフェスティバル'81のアルバムだけなのですが、「SAKURA'81」がとても印象に残っています。


>5年ほど前、女将さんのところで

女将さんちにプロジェクタがあるとは知りませんでした。
そのころにプロジェクタって事は、女将も相当なマニアなのかと思われ・・・

>女将も相当なマニアなのかと思われ・・・

いや友人達がプロなんですよ。マニアと言うよりそれを仕事にしている人たち。(音楽プロダクションの人とか・・・
でも、そんな友達がジャンル別にいっぱい居るっていうことが、人間ネットワークマニアなのかもねん。(笑
女将さんはみんなに愛されて顔広いもんねえ。
自分がマニアックにならなくても豊かに生きられる・・・いいですね。そんな生き方も。

昨日新宿までハンプトンのCDを探しに行ったのですが
見つからず。AMAZON.COMでも購入出来ない状態に
なっていました。一旦は諦めたのですが、
今日、夕食の買い出しに近所のイトーヨウカドウに出かけたとき、
そこの小さなCDショップで見つけました(灯台下暮らしとはこのこと)。

名演ですね。その時代の雰囲気が目に浮かびようです。
(’47年録音になっていましたが、僕も’61年製です)

何度か聞いたことがありますね。
おそらく高校の時、アスペクト・イン・ジャズとかのジャズ番組で、
あるいは何かのCMで、聞いた記憶があります。
まだ僕が科学の子で、活気があった60年代の微かな記憶を思い起こすような
演奏です。

300Bとか、2A3の様な真空管に合うのでしょうね。
MT管でもOKでしょうが。

iPodを買ってから、そればっかりで聞くことが多くなりました。
なんて言っても、手軽で、いつも側にジャズがあります。

お疲れ様でした。(笑

>名演ですね。
演奏もさることながら、演奏者のアンサンブルが素敵というか、とてもあったかいものを感じる演奏です。
変な表現ですが、スローテンポなスイング感が秀逸です。

>僕も’61年製です
あらま。同じ丑年でしたか。私も「学習」よりも「科学」が楽しみでした。

お久しぶりです。

さて、やってしまいました。。。。
僕も、47歳に、最近。。。。

それもそうなんですが、
我が家にもA7が、今日やって来ました。
家のA7は、ドライバーが902-8Aで、
A7-XF(フェライト仕様)で、goronさんの
A7-Xより、1,2年新しいモデルと思います。
キット屋さん経由で、メンテナンスこみで、
購入しました。

こやつは、デカイです。何とか格闘の末、
リビングにセットしましたが、
これは反則かもしれません。
家内にも驚かれ、家にいるようには思われない
そうです。
でも、私の好きな音で、台所まで良く聞こえてくる
そうです。

goronさんの秘密基地の様に、ジャズを浴びる
ほどの音量は、住環境が許さないので出来ませんが、
音は抜群です。あの低音はたまりません。
クラシックもなかなか良いですよ。

これから、じっくりと育てて行こうと思います。
楽しみです!

おひさしぶり。
とうとうやってしまいましたね(笑
しかし、おめでとうございます。
リビングにセットしたら威圧感たっぷりですね。

今日、念願の砂を海からとってきました。
かねてから気になっていたのですが、ホーンの上に砂をのせて「ホーンくささ」を取るというのをどっかで見たんです。
それをやってみたくて今日やっとそれが実現しました。
海まで5分なんだから、早くやればいいのですが、楽しみは気持ちを増幅させてから…というよりバタバタしていてなかなかできませんでした。

早速、ゴミ袋に砂を入れ511Bの上にのせ、ホーンの下に竹でにわかごしらえしたスパイクを履かせて音を出してみました。
これまた、びっくり。
中音から高音にかけてすっきりとクリアな音が出てきました。砂を置く前は曇りガラス越しに音を聞いていたような感じです。それまでは聞こえなかったベースをつま弾くときの爪が弦をひっかく感じなどが見えてきました。

いろんなセッティングがあるので、これからが楽しみですね。
今度機会があったら、86BとA7を是非聴かせてください。

色々なチューニング方法がありますね。
511Bの上に砂とは。
無駄な振動が無くなるのでしょうね。

ここ3日間ほど毎日聞いていますが、
大分音が落ち着いてきた様な気がします。
古いSPで十分エージングは済んでいるはずなのに。
不思議です。
家のアンプの癖をSPが覚えてきたのでしょうか。
ジャズもクラッシックも良いです。
色々なCDを取っ替え引っ替え聞いています。

家のA7は、昔のジャズ喫茶風に育てる気はありません。
学生時代に聞いた、土蔵の中のモコモコしたジャズは
元来好きではありません。

高音からベースもバスドラもクッキリさせたい。
そう言う風に育てようと考えています。

家の91B(残念ながら86Bではありません)とA7の
具合を聞きに、是非とも、我が家へお越し下さい。
歓迎致します。

それではまた、色々な情報をご指導下さい。

>高音からベースもバスドラもクッキリさせたい。

そうですね。私もそれをねらっていろいろ楽しんでいます。
ピュアオーディオの世界は、アコースティック系の楽器がもっている音色を再現するのにとても有効で、その再現性を楽しみにしてしまうと、音楽のジャンルに関係なく楽しめますね。
わたしもヨーヨーマなんかはとても聴いていて心やすまりますし楽しいと思います。
結局音楽家が伝えたいと思うことをできるだけ聴き取りたいと思うとピュアオーディオにはまっていってしまうのではないかと思っています。

是非、濱さんのおたくにおじゃまして、私の基準音源を聴かせていただきたいと思います。
その時を楽しみにしています。
おそらく、うちのとは全く違うA7なんでしょうね。
それが楽しみでなりません。
よければ、砂持って行きますよ。葉山ので良ければ。(笑

 お久しぶりです。
 さて、A7が我が家に来て10日経ちました。
  徐々に91Bになじんで来たのでしょうか、
  とてもしっとりした、艶っぽい音でなって
  います。
  30cmウーハーSP+90W石アンプも所有
  していますが、そのセットでは、ジミー・ギャリソンの
  ベースはここまで、余裕を持って、低音を鳴らしたことは
  ありません。反面、胴鳴りの繊細な音までも表現してくれます。
  A7の箱の大きさとそうでしょうが、91Bのドライブ力も相まって
  その凄さと色気は大した物と感嘆するばかりです。
  
  高音用のアットネーターを少々プラス側に調整しました。
  今回は、マイルスのtpのベルの大きさを実物大にまで絞り込    み、前に突き出てくる様に調整出来、良い感じになりました。
  しばらく、このまま聞いてみて、徐々に調整しようと思います。

  まだまだ、奥が深く、じっくりと音作りをしたいと思います。
  

私のところのA7は、内振りぐあいでボーカルの口が小さくなりました。
エラの口はでっかいなあああ。と思っていたのですが、(笑)
かなり内振りにセッティングしてうんと小さくなりました。
ちょっとした工夫で楽しめるんですね。
インナー遊びとしては奥が深く、いつも新鮮です。

その後、あらたな発見はありましたか?
そういえば、O橋さんつながりのAちゃんが今アルティックおぢさん(Mもと氏)のところにいるので、いつかM
さんを訪ねたいと思っているのです。
その際は一緒に行きますか?
サウンド与太噺のあのおぢさんです。

>O橋さんつながりのAちゃんが今アルティックおぢさん(Mもと氏)>のところにいるので、いつかM
>さんを訪ねたいと思っているのです。
>その際は一緒に行きますか?
>サウンド与太噺のあのおぢさんです。

与太噺さんのHPを面白く読まさせて頂きました。
家のA7が、82年製の-XFであろう推定出来たのも、その中の情報をもとにさせて頂きました。
厚かましいですが、是非ご一緒させて頂きたいです。

家のA7は、公会堂で使用されていたもので、
元々キャスター付きです。
そのため、SPを一旦引きずり出し、裏側にあるアットネターの操作するのも、比較的容易です。
goronさんはアットネーターの調整はされましたでしょうか?
僕が操作したところ、操作感は適度な重さがあり、微妙な調整も
し易く、廻し過ぎる様なこともありませんでした。
別のメーカーのSPの物は非常に微妙な操作を要求され、
アットネーターを指で数回撫でるだけで、プレーヤーが急に居なくなる様な物でしたが、それがありません。

当初、キャスターが付いていることで、イヤな振動が発生しないかと
心配していたのですが、それもなく、80kg近くあるSPを操作する上で使い勝手もよく、SPの内振り調整も楽にでき、アットネター調整後の再調整も楽にできます。
それに床面から約100mmほどの高さも取れていて、ベースの音が締まるのに寄与しているようです。

この辺もプロ仕様なのでしょうね、見た目はゴツイですが、合理的に
出来ているのでしょうね。

アットネーターの調整ってHighとMidのレベル調整ですか?
今どのレベルで止まっているか忘れてしまいましたが、何度も調整しています。

公会堂で使用されていたというのは素性がわかって良いですね。
うちのは、オーディオユニオン→前所有者→私というルートですのでおそらく最初からコンシューマーユースだったのではと推測しています。

アルティックおぢさんのところにはいつ行くかわかりませんが、チャンスがあったら声をかけますのでよろしくです。

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