■ いや〜な、話し声

家の外に所用で出ると、そんな話し声が聞こえてきた。なにやら、作業服を着た５０歳くらいの責任者らしき人と７０前ぐらいの職人さん風の二人が大きな声を出していた。そのそばには、そこのご主人が困った顔でこちらに挨拶。手には青いチラシを握りしめていた。

ひととおりその二人組がたっぷりご主人をおどした（としか聞こえない話しぶり）あと、『ご主人、机ありますか？』と。私が所用を足しながら、外に机なんかあるわけ無いじゃないかと思っていたら、『じゃあ、まあどうぞ、お入り下さい』と家に二人組を招き入れていた。すると、『いや〜〜。もったいない！☆□○〜！』とまた奇声を発していた。なにやら、いや〜〜な感じがしていた。

へんな詐欺にでも、巻き込まれなければいいがと心配していた。所用が済み家に入ると、ふと青い投げ込みチラシが目に入った。

住まいの健康パートナー
塗装・防水、総合リフォームの○△□建☆
地元だから出来る！足場代金サービス中！
お住まいの診断、見積もり無料！

このチラシの業者が悪いとは言っていない。プロの私が見る限りそれほど痛んでいない外壁をそとからなめまわし、奇声を発しておどしているとしか思えない「お住まいの診断」は、いかがなモノかと思うのだ。不景気なので一生懸命営業しているのだと思ったが、その診断に踊らされて大金をはたいてしまわないことを祈っている。昨日の今日なので、まだそのご主人とは会えていないが、話を聞いてみようと思う。青いチラシを見て電話したのであれば、私のお節介なのだが、そのような気配は感じられなかった。もし、リフォームの必要性を感じているのなら、その業者が安いか高いかを見てあげようと思う。私の近所、あるいは身の回りで理不尽な暴利をむさぼられるのは忍びないのだ。

以前、知り合いの旧家にず〜っと足繁く営業に通っていた近所の工務店がいたらしい。勝手に来ては塗装をした方が良いとか、屋根を塗り替えた方が良いとか言っていくといっていた。その話を聞いて、「？」と思ったので、『知り合いに建築家がいるのでホントにそうなのか観てもらう。』とでも、言ってみてくださいとアドバイス。すると、それっきり、もう営業に来なくなったと言う。
そんなものだろう。よその家の外壁や屋根を見て、いちゃもんをつけて仕事を取ろうとするなんて腹黒いところがあるに違いないのだ。

このブログを見て『もしや？』と疑問を感じたら、私に相談してください。本当にやる必要があるのであれば、きちんとしたところから見積もりをとって、正当に仕事をしてもらうように段取りを取ります。こちらの経費は、私が動いた実費程度で結構です。くれぐれも世間を騒がせている詐欺まがいのリフォーム業者にはだまされないでください。