■ 南蛮・なんばん・なんば　って、何だ？

その店ででてきたおうどんは、
「鶏肉、鶏団子と、ジャガイモ、タケノコ、ピーマン、人参、レンコンを大きめの一口大に切って薄味に煮た具」がたっぷりあたたいおつゆと共にうどんにかけられて出てきました。

一瞬、「私何をたのんだっけ？」とメニューを見直し、これが「鶏なんばんうどん」か、と思いました。

私は、甘辛いつゆで鶏肉と、筒切りにした長ネギを煮込んだダシがかかってくるうどんを想像していました。

「これって、鶏なんばんうどんなのかー」とつぶやくと、ごろんはメニューをみて、
「カレーうどんは別にあるからねぇ」と言いました。
ごろん的には「鶏なんばんうどん＝カレーうどん」なのかもしれません。

そば屋で、鴨南蛮ください、っていうと何がでてくるでしょう？
私は、鴨肉とネギを煮込んだ甘辛い暖かいダシに、ざるそばをつけながら食べるものを想像します。

でもカレー南蛮、と頼むとそばにカレーがかかってでてくるだけで、ネギが入っているとも、鴨肉が入っているとも限らない。

ところで、ごろんの両親の食卓で「南蛮ください」というと、七味唐辛子がでてきます。
両親にとっては「南蛮＝唐辛子」なのです。

わたしは、東京にでてくるまで「おかずは南蛮」といわれたら、「人参、玉ねぎ、ピーマンなどの細切り野菜を甘酢につけたアンを、揚げた魚や、お肉にかけたもの」と思っていました。

一体、南蛮とはどういう料理、素材なのでしょうか？
よくわかりません・・・