正月の二日から六日のまでの五日間パソコンの無い生活を過ごした。ここ数年は寝正月を基本としていたのだが『今年は墓参り』と決めたので、まずはさるこの実家(岡山)に挨拶に。最近は地方の設計巡業も少なかったのですっかりモバイラーではなくなっていた。出発直前にモバイルセットの準備を始めるが、PowerBookをサブにして以来、かまっていなかったので言うことを聞かなくなっていた。まあ、いいやと手なずけることをあきらめ、Mac無しで旅だったのだ。

思えば1999年にはじめてホームページを開設して以来、あるいはメールにて業務連絡その他をやりとりするようになってからの最長記録かもしれない。それほど、最近はインターネットとメールにどっぷりとつかった日々を過ごしているということだ。これは、仕事そのものの設計・デザインをパソコンで行うことになっている訳で、仕事=Macなのだから当然といえば当然なのだ。逆を言えば、Macに向かわない=仕事をしていないともいえる。

で、Macの無い生活はどうだったかというと、『あんまり関係ないね』と粋がってみたりするのだが、情報量がぐんと減るって感じは正直なところだ。その情報量をTVやラジオで補完するのだが、入手したいときに欲しい情報を手に入れる習慣がついているとまどろっこしい感じはいなめない。なかでも一番気になっていたのが、このサイトの状況と業務連絡メール。このサイトが誰かに壊滅的にいぢめられてしまってはいないかとか、「今すぐ相談したいんです!家のことで!」のような緊急メールが飛び込んできていないかという強迫観念はありましたですね。で、1/3に墓参りを済ませた後、愛媛の宇和島までチヌ(黒鯛)を求めて一泊二日の旅に出たんだけど、やっぱり気になったので宇和島でインターネットカフェに飛び込んだ。何もなかったので安心したのだが、やっぱり生活の中枢部に入り込んできていることを痛感したのだ。


ところで、このサイトはもともと公私混同のPA(パブリックアナウンス)なのだが、もう少し日記的なものでも良いかなという気がしている。その日その時に感じたことをそのまま時系列的に追っていくことで、ごろん@佐山、あるいはさるこ@鈴木の脳内事件簿が暴露されブログが見ている方とのコミュニケーションツールになるといいなと思っているのだ。というのも、最近物忘れが激しいし、昨日のことも忘れてしまっている…という忘備録的なところも期待しているのだが、『それぞれの薪ストーブ』をエントリーしたおかげで日々交流が頻繁でない方とのコミュニケーションができたりと思わぬ良い効果があったのだ。そのやり方にまだ慣れていないせいもあり、このエントリーもそういうスタイルでやろうと思ったのだがそうはなっていないだろう。まあ、いいか。そのうちさまになってくるだろう。

昨日今日で1000キロ近く走った。宇和島から岡山までざっくり300Km。岡山から葉山までざっくり650Km。さすがに疲れる。親に帰ることを告げると葉山も寒いので薪ストーブを焚いておいてくれるという。まあ、ありがたいがクセがあるので大丈夫かと思ったが任せた。京都を通る名神〜東名コースを帰ると関ヶ原のあたりで雪に遭いそうなので、大阪から名阪国道〜伊勢湾岸道を狙う。が、伊勢湾岸道がカーナビにないため名古屋市内に入ってしまう。友人が刈谷ハイウェイオアシスの支配人をやっているので親へのおみやげはそこで調達しようと思ったのだが迷走してしまい断念。しかし、名阪国道ってなぜか景色が悲しい。何故だろう。
雪が想定された近畿名古屋を無事に通過すると、御殿場から雪だった。路肩に残雪も。高速道路は車が走っているので路面はしっかりしているが、給油に入った足柄SAは路面も雪。試しにブレーキを踏んでみるとABSが効きまくり。油断ならぬと走行再開。大井松田からは雪もなくなり無事に葉山に。
家に着くと1階は薪ストーブでほんわか。しかし、3階は5日間留守にしていたせいで室内気温8℃。寒い。純粋の木造住宅とはいえ、毎日薪ストーブを焚いて人間が生活していることによる蓄熱は威力が大きいとあらためて実感。それにしても、無断熱に近い岡山の実家は寒かった。灯油ストーブを焚くとぐんぐんその部屋の温度は上昇するが、消したとたんにぐんぐん下降。ストーブに温度計がついていたので見ていると5℃〜20℃を上下していた。エネルギーの無駄使いだと思う。そういえば、愛媛の釣り宿の部屋もシングルガラスで灯油ストーブ。寒かったなあ。極寒地方でなければ、断熱と暖房方法が無頓着なのでエネルギーロスが大きいのだとあらためて思い知らされたのだ。

我が家も今日の夕方から6〜7時間薪ストーブで加熱しているのだが、これを書いている2階はまだ14℃。寒い。これから毎日毎日、蓄熱していこう。

▼ コメント(3)

遅ればせながら、、、あけましておめでとうございます。
今年はぜひ、北陸地方にも足をお運び下さいましね。

さて、現在わたしたちが間借りしている実家も
こんな豪雪地帯にありながら、まったく無防備な無断熱家屋です。
20年も前の家ってこんなものなのかしらん。
各部屋に灯油ヒーターを置いて、それぞれにバンバン焚いているもんだから
灯油の消費量ったら、結構凄まじいものがあります。
ちょっと部屋を離れる時も、消しちゃうとあっという間に冷えて
戻った時にしばらく辛い思いをするので、ついつい着けっぱなしにしちゃったりなんかして。

ホームセンターなんかに行くと、普通に蒔ストーブが売っているくらいで
蒔ストーブ(おされアイテムなどではなく、完璧に昔ながらの泥臭いタイプですね)
の普及率も、未だに根強いみたいですけども
北陸電力(笑)はCMなんかでオール電化を非常にプッシュしていて
実際、こちらの新築家屋の60%だか70%はオール電化なんですって!
便利で温かいのかもだけど、なんだか寂しいわぁ・・・

わたしの実家(東京)は、周りに他に高い建物がまったくない7階なんですけども、
南北を風が通る非常に効率の良い間取りで夏は余程のことがない限り冷房の必要がありません。
冬も南側のリビングにいる限り、夜でも暖房はほとんどいらないくらいなんです。
日照時間も長いので、昼間の太陽熱が蓄熱されているんでしょうね。
そこに住んでいた頃はなんとも思わなかったけど、
住宅密集地のマンションの空気がよどみがちのくらーい1階の部屋や、
極寒の地の無断熱日本家屋に住んでみて、あの家がどんなに住みやすかったのか思い知りました。
まぁ、これから老夫婦が住むには、こちらも安心です。

いつか自分の家が持てるなら、ぜひ住みたいと密かに思っている地域がありまして
相方誘導作戦を、今からコツコツとやっております。
細木女史曰く、今年は忍耐の年のようなので、あひるよろしく目立たず水面下でがんばります。

あけましておめでとうございます
嫁入りした初っぱなから歴史的大雪による大歓迎でなんだか大変ですわね・・
くれぐれもはりきって雪下ろしなどして落っこちないように。
ほんとうにねぇ、実家の寒さときたらすごいです。
元々温暖な瀬戸内気候なんてこたなくて、冬は寒いのです〜
しかも立て付けの悪い建具がすごいいっぱいあるので座敷から縁側通ってトイレにいくのに最短4枚開け閉めしないといけないのよー

電化住宅って、確かに光熱費は抑えられるみたいですね
電化住宅+薪ストーブ&囲炉裏は電力会社もオッケーみたいなんで大丈夫ですよお
特に福井なんて発電所もあるから安いとか?そんなことないのかなぁ?

ぜひ住みたいと密かに思っている地域・・・
相方からみると、「ありえねー!」セレクションだったりちて・・
慎重派の相方さんとの妥協点を探してくださいまし。
今年は貯蓄の年ですかね?
人によると、うちらは厄より怖い後厄らしいので、健康に気をつけましょう

mieさ〜〜ん。こんばんわ。
嫁いでいきなり、大豪雪ですね。持ち前の前向きGOGO精神で乗り切るのでしょうね。人間ポジティブシンキングが大切ですよね〜。

マンションと戸建て住宅の善し悪しは一長一短ですが、若いうちに戸建ての生活に慣れるのが大事だと思います。マンションに比べてやることがいっぱいありますからね。戸建てって。
それに子育てしているうちはよそさまに気兼ねしないで子どもたちをのびのび育てられるメリットがあるので若いうちほど戸建てに住むのが良いと思いますね。

でも、雪国であればあるほど、老いてはマンションががぜん良い味出してくるようです。雪かきや防犯のことを考えるとマンションがかなりメリット高いようです。今は北海道から葉山に出てきたうちの両親も言っていますモノ。「こっちは雪かきしなくて良いから天国だ〜。腕や腰が痛くならないから〜」と喜んでいます。
無理しないで雪国になじんでいって下さいね〜。
雪解けあとに遊びに行くチャンスをねらっています〜。(爆

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