2006.02.05 23:59 現在。外気温マイナス2℃。晴れ。我が家の3階室内気温16℃。室内湿度43%。3階の木製サッシの下の方、ペアガラスがうっすら結露している。だらだらガラス面が結露しているわけではないので問題ない。

ペアガラスは、3-12-3。ガラス厚3mm、空気層12mm、ガラス厚3mmという意味。ガラスの周囲は木製なのでその部分に結露はない。しかし、内外気温差18℃かつ湿度が40%以上あるとペアガラスでもガラス面で結露するようだ。アルミサッシで断熱サッシでなければ、ガラス周囲の枠や窓枠に接しているアルミ枠は結露しているだろう。冬場の室内湿度の調整はむずかしい。薪ストーブや電気ストーブなどを使っている場合は乾燥しやすい。反面、灯油ストーブや加湿器を使っていると湿度が上がりやすい。灯油ストーブはタンクに入っている灯油が気化して室内に蒸気として漂っていると思えば理解しやすいだろう。加湿器はそのままタンクの水を空気中に出している。

室内空気の乾燥しすぎは、人間にとってのどがいがらっぽくなるほどでなければ建物にとっては都合がよい。木造であればなおさらだ。いずれ来る梅雨に備えて構造材が乾燥する。梅雨の時期は否が応でも構造材が湿気を帯びる。言い方を換えれば、冬は木部に蓄積している水分を放出し、梅雨時は水分を蓄える。これは室内湿度を家の構造材が調整しているといえるのだ。冬は室内をうるおわせ、梅雨時は湿気を少なくする。今の時期、ペアガラスそのものが結露(あるいはうっすら曇る)のは湿気がありすぎ。生活蒸気を極力少なくする、あるいは外に放出する工夫が必要だろう。お湯を沸かすときはできるだけキッチンの換気扇をまわす。お風呂に入った後は換気扇をまわす。この塩梅が絶妙だとアルミサッシの結露はおきにくい。

『外気温マイナス2℃。我が家の3階室内気温16℃。室内湿度43%。3階の木製サッシの下の方、ペアガラスがうっすら結露している』。この状況は湿度が高いのである。室内湿度は40%切るくらいが良いのかもしれない。薪ストーブの寸胴を降ろしてみよう。もちろん、室内温度を下げるだけで結露は納まるだろうが、室内温度は最低16℃はキープしたい。室内温度14℃以下になるとやはりうすら寒くなるので私はさけたいところ。この外気温、室内温度、室内湿度の関係は結構面白いですよ。でも、人間の感覚を頼りにやるのが一番です。退化していっていますからね人間の本能。

そういえば、昨年完成したKさんから、「新しい家では家に入ったとたんメガネが曇るようなこともなく薪ストーブも順調で…」とメールがあった。前の家ではよほど、室内温度と室内湿度が高かったのだろう。たしかに北海道ではよく体験した様な気がする。建物に入ったとたんメガネが曇ってしまう。冬に湿度が高い北海道ならではの話だ。

▼ コメント(2)

千葉市美浜区に居住しています。
毎日10時ぐらいに気温・湿度の数値を取得したいです。
宜しくお願いします。

松尾さん
コメントありがとうございます。

温度湿度の定点観測をしたいということでしょうか?
私は、温度・湿度・気圧の3点セットの計器を見てチェックしています。
私は使っておりませんが、ネットで調べるとこんなのがありました。
http://www.ipros.jp/ipros/contents/products.do?bannerId=6&syouhinId=43653024

資料を取り寄せてみようと思います。

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