■ オープンハウスのお知らせ

2006.12.9（土）、12.10（日）の二日間。
葉山で完成直前のふたつのすまいをご案内します。

共通コンセプトは、「葉山の現代民家」。まるで、昔から葉山にに建っていたようなたたずまい。土間、囲炉裏、薪ストーブ、現代住宅では切り捨てられたアイテムの復活。そして、真っ白でモダンなインテリア。是非、ご覧になってください。

▼　葉山。木・風・光井戸のある家

・場所　　：神奈川県三浦郡葉山町堀内
・規模　　：延床面積（172.44m2　52.25坪）
・構造　　：木造３階建て　在来軸組工法
・完成予定：2006年12月
・施工者　：成幸建設（株）
・このすまいの特徴：

近隣に存在する住宅イメージを大切にした不燃の下見板張り。隣の蔵とおそろいの白い外壁。家族の気配、光、風を運ぶ３層吹き抜けの光井戸（ライトウェル）。柔らかく光を分散させる白い珪藻土。３層を突き抜ける大黒柱。現代縁側の土間。新しいリーンバーン方式の薪ストーブ。囲炉裏、造作防犯格子、オール電化、深夜電力利用蓄熱暖房器などなど。

▼　葉山。木・風・もみじのある家

・場所：神奈川県三浦郡葉山町一色
・規模：延床面積（98.22m2　29.76坪）
・構造：木造２階建て　在来軸組工法
・完成予定：2006年12月
・施工者：成幸建設（株）
・このすまいの特徴：

隣にあるお寺とおそろいの不燃の下見板張り。もみじのある中庭。葉山ではおなじみの板塀。土間、囲炉裏の間、中庭が一体となった広がりのある空間。天井高4Mの海の見えるピアノ・リビング。白い珪藻土に船舶用の丸窓。江ノ島を望む屋上。コンパクトでも力強いクリーンバーン方式の薪ストーブ。造作防犯格子。などなど。

※　事前に佐山まで、予約の電話あるいはメールをお願いします。
　　12/9（土）、12/10（日）どちらかご希望の日時をお知らせください。
　　予約限定で予定調整の上、御案内致します。　
　　生活空間研究所TEL：046-877-1091
　　佐山携帯：090-3337-7359
　　佐山メール：m.sayama@jcom.home.ne.jp

●2006.11.28（火）

秋に生をまっとうしたカブトムシの飼育小屋をのぞく。ん？スイカの種のような糞が転がっている。どうやら子孫を残したようだ。蓋をあけっぱしにしている飼育瓶には、全長10mm程度の幼虫がマットの表面に出ていた。来年も世話で忙しくなりそうだ。５年前に完成したすまいの洗面排水。見たところ流れが悪いので工務店に連絡。明日には行ってもらえることに。

●2006.11.29（水）

さっそく工務店担当者から洗面排水の状況連絡。ポップアップにゴミが付着していただけとのこと。掃除すると解決したとのこと。大げさにならなくて良かった。その担当者今月いっぱいで独立するという。おめでたいことだが、建て主にとっては不安だろう。建築中から全ての様子を知っている現場担当者がいなくなる。10年は何があっても保証しますと言っても形骸化してしまう。しかし、設計者の私と鈴木はいなくならない。私の目の黒いうちは、全てを知っている担当者として機能していくつもり。これはハウスメーカーや大きな組織事務所ではできない弱小事務所ならではのメリット。一生担当者が変わらないのだ。

●2006.11.30（木）

趣味の世界でお付き合いのあるO橋さんの日記を読む。感じたことがあったのでメール。『「この仕事は一花咲かせるようなもんじゃありません。じっくりじっくり腰を据えて長く続けることが一番大事なのです。それがお客さんにとっても一番良い事なのです」
これは、私も住宅建築に携わる上で信条としているところです。白い巨塔のような大学病院で患者の意と違うところで技術を競ったりするのではなく、市井の人々の健康を見守る町医者のようになりたいと思っております。だから、マスコミに登場すれば一気に脚光を浴びることができるとは思っていても、それはお客様にとって本当に良いことなのだろうかと思ったりしています。そんなことを職種は違えども、思っている方がいたんだなあと感慨深く読みました。』

●2006.12.01（金）

好天。家族の行事。プロのカメラマンに同行してもらう。「湯河原。木・風・みかんのある家」の奥様の友人。一度、バーベキューでご一緒していた。彼女が切り取る人物像は自然で優しさにあふれている。人柄だろう。日々ブログで更新されてゆく写真を見ていて「いつかは」と思っていた。半日近くも同行してもらいすばらしいドキュメントを残してくれた。早速生データを見る。さすが、プロ。優しい感動を覚える。私もこういう仕事をしてゆきたいと思う。

●2006.12.02（土）

土地探しをしていたTさんから携帯メール。「申し込みました！」えっ、とびっくり。先週末、果報は寝て待とうと言っていたばかり。話を聞くと、やはり寝て待っていたらしいが、物件が動きましたと営業マンから連絡があったらしい。しぶしぶ都内からやってくるとピ〜ン！と出逢ったらしい。今朝、ずいぶんとオリコミが入っているなあと思っていた。頼まれている何組かの建て主御家族の条件を反芻しながら、ぴったりの物件はないやと思っていた矢先だった。一昨日公開された物件らしい。良い場所だ。うちのすぐそば。出会いってそんなもの。悩んでいるときには私に相談するが、赤い糸で結ばれている場合は、「決めました！」と結果報告が来る場合が定番。それまで、一緒に悩んでいただけに正直うれしい。T家の新しいすまいの歴史がスタートする瞬間。これから、目の前にあらわれる難題を一緒に解いていこうと思う。