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まだ。8/24。昨日ふと秋の風を感じた。さわやかな風。今日も一日秋の風。サンスケ怒濤の初夏から気がつけばもう秋の気配。それぞれの人の営みには関係なく地球は動いている。なんて人間の営みはちっぽけなんだと。思えてしまう。

ふと。感じたこと。
わが事務所の営業部長春呼が逝ってしまったのは一昨年の8/20。今年の8/20は。彼女への思いもないまま宇都宮へ出張。もっと、没後2周年をきっちりやってあげられれば良かったと思った。

今日、初めてお会いする工務店さんに見積をお願いした。私よりは年上だろう。50代なかばか。いろいろな経験をしている分、チャレンジ精神に欠けているかと感じた。もう少し、依頼者の要望に聞く耳を持つ真摯な思考があっても良いのではないかと。

しかし。私もしかりである。そろそろ50歳。あらフィフ。硬直しかけている脳にカツを入れてくれるのはお客さんだ。町医者的な建築家を目指している私としては素直にお客様に質問されることを真摯に受け止めていきたいと思う。それに加えて私が考える建築的解決。それが合体してこの世に訴える初めての解決方法が見いだされれると思う。共に探っていくには協調が必須。それができたときはじめて世の中に訴えることができる風穴があくのだろう。けっして私だけの経験だけでお客様の思いを斬ってしまってはいけない。

社会貢献的建築設計活動をしていく上で、私自身の手柄は欲しいとは思わない。私自身の生活体験、建築設計経験で、世の中に貢献していくだけ。それをきっちりやるためにひとりひとり私に依頼してくる建て主と向き合っていくのだ。それをひとつひとつきちんとやりきることで世の中を変えていきたいと考えているのだ。

夏の国政選挙。まっさかり。政治家は自分の思いを世に問い選んでもらって是非大活躍してほしい。わたしが一票を投じた人は是非総理大臣になって欲しい。がんばれよ。とおもう。しかし、あなたは国を背をっていくときに私に何をしてくれるのかという大拳小拳が全く見えてこない。

批判することで我が身も見えてくる。私は化石エネルギーに頼らない生活を50年ほど前の日本家屋に見習い、これからの新しい建築ありかたを探しているのだ。そのコンセプトに賛同する依頼者は是非佐山に建築設計を頼んでください!と明確に言っていなかったなと反省しているのである。私の建築設計コンセプト、デザインコンセプトは「地球に優しいエコなんていわない。歴史が教えてくれる地球にローインパクトなやりかたですまいをつくろうよということ。うわべだけのエコやデザインなんて私の眼中にはないということ」。今生きていくために生き活きできるすまいを共に創るのが私の使命だと思う。

今晩も秋の風が良い感じ。しかし、ちと早くないか。まあ。気持ちよいのは良いとしよう。

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