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例年11月の中旬に火がはいる。昨年は11/18、一昨年は11/17。今年はいつになるか。夏の暑い間は、メンテナンスする気になれない。ので、いつも今頃からおもむろに掃除をはじめる。煙突のタールをガンガンたたき落とし、道具の届くところはガシガシ、タールをこそげおとす。ついでに春に焚き終わったままの庫内をきれいにする。炉箒の届かないところは、使わなくなったストーブ専用にしている掃除機で灰をしっかり吸い取る。あとは、寒くなるのを待つ。

薪は今シーズン分はかろうじて集めた。最後に集めたのは今月に入ってからなので、なんともキリギリス状態だ。理想の「2シーズン乾燥させてから焚く」はほど遠い。もう少しきっちりと、せめて1年くらいは寝かせた薪を使いたい。そうすることで、同じ薪の量であれば、かなりの熱量を取り出せるはず。樹液を気化させるエネルギーが必要ない分だけ省エネルギーになるのだ。エコロジカルな生活は普段の生活次第でどうにでもなる...。頭ではわかっていても現実的になかなか行動にうつせない。

なぜ、こんなめんどくさいことをするんだろうなと思う。電気で、ガスで、灯油で、冬の暖かさを買えばいいじゃあないか。お金を節約したくてやっているわけではない。火を見る癒し効果を求めているわけではない。暖かさだけを求めているだけではない。じゃあ。なんなんだろう。理屈を並べれば、冬の暖かさくらいは自分の手で何とかしたい。夏場に蓄え込んだ家の木部の湿度乾燥を促進させるため。家に染みついた半年のにおいを薪の香りでリセットするため。いろんな理屈は思い浮かぶが、本当の理由はじぶんでもわからない。きっと面倒くさいことが好きなんだろう。ストーブシーズンになるとわくわくすることだけは確かだ。


●2008年10月19日(日)

朝一で、土地探し中のKさん、アースデザインさんと三者協議。土地探しが停滞していたKさん。私のブログ10/8「土地探しからはじまる」を見て少し気持ちが動いた模様。どういう作戦で行くか作戦会議。現在めぼしい物件が仮にうまくいかなかったら賃貸のままでも良いかという方針らしい。しかし、『いずれは...』という気持ちがあるのなら、粛々と探していきましょうということでおわる。期限を決めても良縁には恵まれない。あわてず騒がずアンテナを張るだけで良いと思う。

●2008年10月20日(月)

春に引き渡しをしたすまい。キクイムシが発生したとのことで訪問。神奈川の山で一昨年新月伐採しておろしてきた大黒柱。みると白太部分に穴が開いている。穴を探ると芯に向かって穴が開いているのではなく年輪に沿って穴が少しだけ続いている。葉枯らし最中に樹皮と白太に潜り込んだのだろう。もう少し小さな径にすれば無くなっていたか。しかし、農薬散布された木ではないことの証明だ。それ以外の木部にはキクイムシは発生していない。帰りに鎌倉で薪用丸太をゲット。300Kg。都合の良い広葉樹が少ない。しかし、これで今年の分はなんとか確保。軽トラ積載重量350Kg。年に4回ほど通う。一冬2tonあれば安心できる。

●2008年10月21日(火)

コンデンサーメーカーのエルナーから電話。必要部品を調達する手配は整ったが、タイの工場から来るので来週になるとのこと。それも良いと伝える。できれば交換した部品をサンプルとして返品してくれないかという。こちらは異議なしで了承。今後の製品クオリティ向上に役立って欲しい。

●2008年10月22日(水)

一日。葉山で海上の人。ちょいとした時間にエギングでもと思い立ってから近所ではなかなか釣れない。それならばと元のもくあみ沖に出ることに。すると、時節柄、カワハギにはまる。釣って良し、食って良し。アオリイカも同じだろうが、頻繁に当たるカワハギが面白い。まだ、アオリイカは釣果ゼロ。

●2008年10月23日(木)

チェーンソーの開腹。丸太は調達してきたが、スチールのチェーンソーが動かなくなっていた。電源が入らない。開腹するもわからず、メーカーサイトにSOSメール。横須賀にメンテナンスしてくれるところがあるというので持ち込む。持って行くとメンテナンスマンがおもむろに電源オン。「ぐぃ〜〜ん」動く。。あんた素人でしょ!みたいな顔をしながら、突っ返すのでもう一度電源オン。するとうんともすんとも言わなくなる。でしょう〜。と入院。鮎川誠似のメンテナンスマンに期待。

●2008年10月24日(金)

週末打ち合わせ予定のM邸。模型を二通り作成。プランはほとんど同じなのだが、機能とデザインをマイナーチェンジ。屋根だけを取り替えられる様にしてデザインチェック。やはりシンプルな方が良い。提案するまでもなく私の中では決着。来葉を待つ。

●2008年10月25日(土)

M邸。そろそろ仕様も決めていかなければならないので、葉山まで来てもらう。都内で待ち合わせ、TOYOキッチンのショールームをチェックしてから葉山に。このTOYOキッチン。神奈川からショールームを撤退した。というか首都圏では青山にあるのみ。どんどんリーズナブルになっていくが、経費も抑えた結果なのだろう。カタログも有料。ショールームも閉鎖。企業努力は低価格になって還元されているのが本当であればよいが。

●2008年10月26日(日)

葉山の住まい2件。見学させてもらう。プランがだいたい見えたところで見学する空間はリアリティがある。ここはこんなデザインで計画しています。今の仕様はこんな感じです。加えて、光熱費や実際に住みはじめての体験談を聞くのは本当に参考になる。私も引き渡したその後のお話を聞けるのは貴重な体験。真摯にお話を聞き、今後の肥やしとなる。2件とも、薪が積み上がり今年の出番を待っていた。「なんだか包囲されてきている感じがする。(笑」とMさん。私はまったく強要しませんのでご安心を。めんどくさいですから。かなり。

●2008年10月27日(月)

今年の春に引き渡したSjさんから薪ストーブの運転講習依頼のメールが入る。たまたま、11月二週目の週末、別の現場で火入れ講習を予定していたのでその日はいかがですかと打診。問題なしということなので、その日は2件火入れ講習開催となる。道具の話もあるので、チェーンソー、斧、くさび、電気うちわ、などなど一式持って行脚予定。おそらくその翌週あたりから本格運転開始となるだろう。

●2008年10月28日(火)

先週末、コンデンサーが早々に届いていた。ばたばたしていたので昨日早速DVDを開腹手術。基盤上の半田なのでそれほど難しくはないが、キットの真空管アンプよりもかなり混み合っているので難航する。2時間ほど格闘。ようやく三つのコンデンサーを取り替え電源オン。無事に電源は復旧。しかし、DVD経由の映像のみゴーストが入る。以前もDVD経由のみゴーストが入ったような。一難去ってまた一難。3万円弱支払って直してもらえばそういうことはなかっただろうに。しかし、征服感はある。自分ですることは楽しいのである。


▼ コメント(4)

>薪ストーブ
油、電気、ガスなどに与えられる熱よりも、自身の手足で調達した「薪」という熱源を以って、心が温まるんだろうね?。
発生する熱量も、手間ひま掛けた分返してくれる。いいな?。

うちは一昨日暖房ボイラーに火を入れました。
厚着にも限度があります^_^; 今日、ホームセンターに寄ったら、湯たんぽがドッサリと陳列されていました。 買おうかどうか迷った挙句、使い慣れていないのと低温ヤケドが不安で見送りました。

札幌市内から見える手稲山頂上付近は、白くなりましたよ。

そうみたいですねえ。白いの。
昨日全国の天気図を見てたら、札幌付近がみぞれ模様になっていました。
私の一番好きな季節です。(深川にいたときの

>発生する熱量も、手間ひま掛けた分返してくれる。
確かにそんな感じですね。でも、できないいい。(笑
ホントの建前を言えば(爆)、自給自足がしたいのです。
お金に頼らず、家族が生きていけるあれやこれやを自分の手でやる。人生冥利につきるというのが、薪ストーブにつながっているんだと思いますねえ。
野菜は自分の庭でつくる。魚は自分で釣りに行く。雨が降ったら家のメンテナンス。晴れたら狩猟。
なんか、アイヌだな。血が流れているのかなあ。
自分でも変人あるいは物好きだと思うよ。

>湯たんぽ
け〜ぞさんもそうとうきてるね。(笑
うちらの年代がそうしているのだろうか?
それとも生まれ育ったルーツなんだろうか。

今朝、温度計をみたら1Fで楽に20℃を下っていて
3Fでも20℃ちょうど、くらいでした。
ストーブの冬2年めのひよっ子チームですが
いつかないつかなと、正直、寒くなるのが楽しみです。

薪の調達などは、ぜんぜん頼りなくおぼつかず、
お先真っ暗、、、最終的には買うしかないなっ!
な状態で、それじゃどーなのよ、、、と冷静に思いますが、
なんといっても暖かさの種類が違う!のです。
家が暖まるということのあったかさは、なんと
表現すればいいのか、、、
家に入った瞬間、朝起きた時に、筋肉がすーっと
ゆるむような、とにかく身体が楽な暖かさが
最大の魅力ですね。
温度計の温度と体感温度がきちんと合ってるって
ことは、なんてすばらしいんだ!と思いましたね。

ごろんさんの言うところの、家の湿気を飛ばす
という意味も、この夏ちょっと実感しました。
夏の湿気でカビが生え出すのが、よそのお宅に
比べて、ウチは遅かったような気がします。

あと、、、外国の冬の小説などで、薪の
燃える匂いや音の描写が出てきますが、
「あーあの感じね〜」と共感できる優越感!?
ぶわははははは

そうですねえ。
今のところ外気温の最低が12℃くらいなのでまだですね。
朝一番の室温が、15℃を下回ったら薪ストーブ出番ですかね。
そして、冬の間は朝一番の室内最低温度を18℃にキープ。
これが、薪ストーブでできるようになると快適な室内生活ができますね。
室内を冷やしすぎない。暑くしすぎない。ポイントです。
一冬かけてじっくりと熱を蓄えるつもりで。

ところで、夏カビはえたですか?
うちはほとんどカビ知らずですけど、もう2〜3年たてばカビはえなくなるのかな。
そんなところでも薪ストーブ役にたつんだよなー。
でも、乾燥しすぎないようにバスルームは室内開放で。
けっしてバスルームの窓は開けないように。冬期間。

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